あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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訃報-柴野拓美(小隅黎)先生
 日本SF界の重鎮、柴野拓美先生が亡くなられたそうです。
 同じ町内に住むSF者として、若輩ながらおつきあいいただいていましたが、今年は多忙で年賀状を出しそこね、遅ればせながら寒中見舞いでもと思っていた矢先です。
 そういえば先生からの賀状がありませんでしたから、どこか御具合でもお悪いのかと心配していました。
 2005年のご講演には全国からファンの方々がおいでになり、尻馬に乗っかって私も思わぬ知己を得させていただきました。
 幼いころから数え切れないほどの書籍を通じて、数え切れないほどのお世話になりました。
 ありがとうございます。お疲れ様でした。
 恙無い黄泉路をお祈り申し上げます。


追記
 そういえば、さっき思い出したんですが(思い切りわたくしごとですが)
 柴野先生と初めて町立の図書館でお会いした時、私がイラストを書いた岩崎書店版『火星のプリンセス』が置いてあって、先生が手に取ってくださったのが夢のようです・・・;
 幼少時仰ぎ見ていた方に、そういう形でお目通りいただけるというのは、なにか不思議な気がしました;
 ある意味で、これも先生が日本のSF界に及ぼされた影響、蒔かれた種の一かけらかも知れません。と言うか、私のような者までがこういう形でここに至ったということが、先生の影響力がいかに大きなものであったかの証(あかし)と言えるのかと思います。

 わが町には、駅前にHという、大変良心的なおいしいちっちゃなレストランがありました。
 不況の影響で閉店してしまいましたが、往時には遠く他県からランチを食べにおしかける方までいらっしゃいました。
 外食メニューというと、物理的なハラは膨れても何か飢えが満たされない中途半端な代物が多いのですが、そのマスターはお客の顔色や声から健康状態まで気を使い、出す食事を微調整したりするほどの達人で、疲れた心身が生き返る思いがしたものです。私もアシスタントさんも、よくお世話になりました。
 柴野先生は、ご家族でしばしばおいでになり、特に用のない日でも、そこに行けばお会いできることがありました。
 3~4年前レストランが閉店してからはその機会が失われ、残念に思っていましたが、結局それっきり直にお会いする機会がないままお別れとなりました。

 ものみな過ぎ行くではありますが、
 レストランも先生もない駅前に、寂しい思いがいたします。
コメント
この記事へのコメント
まことに残念至極。SF読みの1人として、ご冥福をお祈りいたします。
2010/01/18(月) 01:15:07 | URL | ぬうぼマン(今年で半世紀) #x9c5GV3o[ 編集]
またひとり
>ぬうぼマンさま
 幼いころからどれほどの書籍でお世話になったことか。
 感謝とともにお見送りしたいと存じます。
2010/01/18(月) 08:02:30 | URL | 山本貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
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2010/01/18(月) 10:09:54 | | #[ 編集]
コメントありがとうございます
>2010/01/18(月) 10:09:54にコメントくださいました方へ
 まことに大きな存在を失いました。
 今頃はクラーク氏などとともに銀河をめぐっておいででしょう。いや、ボーマン船長よろしく、私共を見守っておいででしょうか。
 コメントありがとうございました。
2010/01/18(月) 17:19:10 | URL | 山本貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
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