あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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2001・2010・・・
『2001年宇宙の旅』
 友人のブログで気づいたのですが、2010年と言えば思い出すのが
 アーサー・C・クラークの壮大なSFシリーズの二作目
『2010年宇宙の旅』

 一作目の
『2001年宇宙の旅』
 は、今更私ごときが解説するまでもないSF界の金字塔(日本語に訳された小説として今読むとするとハヤカワの『決定版2001年宇宙の旅』)ですが
 今年2010年は、その続編
『2010年宇宙の旅』
 の舞台となる年です。

 クラークのシリーズはそのあと
『2061年宇宙の旅』
 と続き、4作目の
『3001年終局への旅』
 で完結・・・と言うか、彼が亡くなったので結果的に完結してしまったのですが、もし生きていたら
『4001年』
 を描いていたかもしれません。
 ちなみに私はまだ、その4作目を読んでいないのですが(爆)

 思えば、一作目の『2001年・・・』がスタンリー・キューブリックの手によって映画化されたのは、1960年代の終わりでした。今見ても迫真の映像はバケモノとしか言いようがありません。
 あれから40年以上が過ぎて私、いや私たちにとって
 2001年は過去となり、2010年にまでたどり着きました。
 『2001年・・・』の映画公開当時小学生だった私は、50代に突入しています。
 まさか自分がこんな時代に生きようとは。
 通常の日本人男性の寿命から推測すれば、別に不思議もないですが、実感としては希薄です(笑

 蛇足になりますが、私がマンガ家になった1978年当時は、マンガ界において(編集部において)SFは非好意的に迎えられていました。とりわけ未来モノ。
 新人が投稿するのに、物語のイントロで
「200×年・・・」
 とか、書いただけで敬遠されたものでした。
「200×年」は、遠い未来、荒唐無稽の代名詞だったのです。
 それが「2010年」です。思わず笑みがこぼれます(あの当時、荒唐無稽と退けた人たちは、今どんな感覚でこの時代を生きておいででしょう?♪)。

 話はクラークに戻りますが
 私の作品世界における「当時」の年齢を言うと
 2001年・・・42歳
 2010年・・・51歳
 すると
 三作目の
 2061年には、102歳になっています。
 いや、おそらくなっていないでしょう(笑
 マンガ家は過酷な商売ですから、そこまで肉体がもつとは思えません。そう長生きしたいとも思いません。
 そのころにはおそらく、私もクラーク氏と同じ世界の住人でしょう(いや、必ずしもそうとは限りませんが)♪
 スターチャイルドの見習いとして、衛星軌道に漂うでしょうか(笑
 世界がどうなっているのか見当もつきませんが、まずはここまで来れた事を、すべてに感謝しています。 
コメント
この記事へのコメント
あけましておめでとうございます。
2010年の現在は、1970年頃に思い浮かべた未来とは大きくかけ離れておりますが、軌道エレベーターが建設される頃までは生きてみたく思います。
2010/01/06(水) 15:34:39 | URL | 間地出 外吉 #//IwUzE6[ 編集]
行けるとこまで♪
>間地出 外吉さま
 あけましておめでとうございます。
 軌道エレベーター<内部のエレベーターの上下動でかなりのエネルギーを回収利用できると言う点が、人生の幸不幸、運不運どっちも活用してロスがないという行き方とダブルものを感じる私です(笑
 今年もよろしくお願いします。
2010/01/06(水) 16:11:06 | URL | 山本貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
カーボンナノチューブの環
起動エレベータと言えばカーボンナノチューブですね。

聞くところによると目に見えないほど細い繊維でモノが切れるらしい。こ○し屋さんご用達なしろものとか。

危なすぎてその辺に売ってたりはしないと思うけど。ちょっと見てみたい。見えないくらい細いやつを・・あれ?
山本先生はそういうのに詳しそうですが、ご存じなのでしょうか?

話を戻して起動エレベーター。

カーボンナノチューブは、軽くて細くて丈夫、熱に強く、切れないらしい。地球の金属は重すぎて衛星起動まで延ばしたら自重で破断してしまうと聞いている。

じゃあ動力は?

ありきたりなところではモーターで巻く。

引っ張って押し出す。
スキーのリフトみたいなもの。

引き上げる時の加重にどこまで耐えられるだろう?支点と力点と作用点のバランスは難しそう。

で、思った。連凧方式。カーボンナノチューブの糸の環(地上から衛星まで繋がった大きな環)の片側に気球の様な浮力発生装置を連凧式に付けて上昇方向の力を得る。降りる方は水蒸気を集めて液化しておもりを作り連凧式に落下力発生装置を着ける。
個々の装置は浮力と落下力を個々で微調整可能。

どうでしょう?カーボンナノチューブのワイヤーが天にふらふらと漂って登っていくような感じ。何か建物というイメージの起動エレベーターではないですけど、なんか行けそうな気がしますね。v-65


2010/01/08(金) 05:34:56 | URL | やすやす #-[ 編集]
ジャックと豆の木
>やすやすさま
 軌道エレベーターのエレベーター<どんなしろものか見当もつきませんね。横浜ランドマークタワーのようにはいかないでしょうが
 連凧方式ですか、うーむ;
 ちなみにカーボンナノチューブ的な単原子繊維がラリイ・ニーブンのリングワールドにも出てきます。空から落下した糸をつかもうとした人間が簡単に指が落ちる下りがあります(笑
 ナノチューブに関しては私もよくわかりません;
2010/01/08(金) 22:01:25 | URL | 山本貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
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