あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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落し物のこと・補足
『淡雪記』12話カット
 先日の日記「日本もまだまだ捨てたものでは♪」に関して、お読みくださった方からいただいた情報で

 <最近は法律が変わったそうで、落とし物を届けたあとに受け取る「拾得物件預り書」を落とし主が警察に渡さなくても落とし物を受け取れるらしい>
 
 そうです。

 <数万円入りの財布を届けに行ったら勤務交代や新人警官の不手際で手続きに一時間強かかったのにもかかわらず、落とし主が電話で名乗ったあと「ありがとうございました」の一言で済まされてしまった。お礼の電話があっただけマシなのかな。あとで「拾得物件預り書を受け取りに来ないよ?」と警察署に伝えたら後日缶詰が届いた(笑) >

 <持ち主に戻ったのは良いけど交換用の用紙が必要ないのであれば書かなくても良かっただろうし(落とし主の免許証やカードまで入っていたので直ぐ連絡が付いたはず)貴重な時間も無くなってしまった、と友人に云ったら
 「所轄によって対応が違うんだよ。報労金に関してしっかり対応しないと渡しませんって警察署は拾得物件預り書を持ってこないと渡さないこともあるよ。」
 と云われた。
 また
 「『拾得物件預り書』は本当は落とし主は拾い主に取りに行かないといけない」
 とも云われた。
 「拾得物件預り書」が拾い主にあるということは「5%~20%に相当する額の報労金」の請求権を放置している事になり後々厄介事になりかねないそうです。
 法令の改正により免許証や契約書、キャッシュカード等個人情報に繋がる代物は報労金対象外となっているため落とし主の感謝する心が失われているようです。(やはり報労金に関して当事者同士の対応のみで済ませる所轄での高額遺失物の届け出は低いようです。まぁ警察としては事務業務が減って良いのかもしれません。) >

 <友人曰く「落とし物はしないに限る、ヤバイものは拾わない。」だそうで(汗)  
 そのときは「情けは人の為ならず」と云いますが逆に情けをかけた方が迷惑被る時代なのだなぁとつくづく思いました>

 だそうです。
 その方のお友達は、警察からも落とし主からも全く連絡が無く期日が来たので落とし主が見付かったかどうか尋ねてみたら届けた当日中に引き渡されていた事が判明したという事があったそうです。

 <中身が足りないと逆に面倒事に巻き込まれた事件もあるそうなので警察も落とし物届け出に関しては慎重なのだそうです。
 拾う事によって生じる義務ってのは面倒ですね。
 でも見て見ぬ振りってのもなんだか(汗) >

 とのことでした。
 別に見返り目当てで拾うつもりはありませんが、善意がかえってトラブルの元では、いささかしんどいですね。

 ちなみに私は、数年前、横浜で買い物中知らずにカードを落とし、帰宅後仕事部屋から出ない日々を数日送って久々に買い物に出ると「無い!」
 あわててカード会社に電話すると、応対に出た係りの人が
 「いまちょうどお客様のカードを使用して買い物をしておいでの方がおられますが、ご家族の方ではないですか」
 いえ、そんな人はいませんが。
 「では警察に通報いたします」
 というすごいタイミングで、拾ったカードを不正使用していた犯人が捕まりました。
 落としたのは横浜でしたが、捕まったのは静岡県内のある都市で、そこの警察の刑事さんから電話があり、犯人を逮捕し、カードを返却したいがおいでいただけますか。お忙しければこちらからおうかがいします、とのこと。
 冗談じゃない、警察の中を見られるこんな貴重な取材のチャンスを逃してなるかと、忙しい中はるばるカメラ片手に出かけました。

 警察署に着いて、さっそく入る前に庭のパトカーを撮影していると、知らぬ間に背後に立ったお巡りさんに
 「警察車両のマニアの方ですか?」
 みたいなツッコミを入れられ、いえ、実はかくかくで●●という刑事さんに呼ばれて参りました、と中へ。
 応接室などというものはなく、刑事ドラマでおなじみ取調室で取り調べ用の机をはさんで手続きとなりました。
 犯人の写真も見せてもらいましたが、なんだかくたびれた感じのおばさんでした。
 気の利いた悪党なら、使用限界まで高額な買い物をしてさっさと逃げてたでしょうが、どうもただの小悪党だったようで、あっちで数千円、こっちで1万円みたいな感じでちびちび使ってたようです。使われたお金は約十数万円だったと思います。
 刑事さんとお話してるとき、コーヒーを出されました。
 別に取り調べではないので、和気あいあいと進みましたが、イスだけは被疑者用らしき簡素なパイプイスでした(笑
 ドアは開け放したままでしたが、外からかすかに中国語の声が聞こえてきて、あれはなんですか?と聞くと、外国人犯罪者の取調べの通訳です、と。別荘荒らしとかも多くて、通訳さんが必要なケースも少なくないとのことで、時代を感じる話でした。
 行きは最寄の駅からタクシーで行きましたが、帰りは若いお巡りさんが警察車両で駅まで送ってくださいました。

 私の人生でもっとも記憶に残った落し物の思い出です。
 添付画像は、その時写した取調室内部を資料に描いた『淡雪記』12話のカットです。
 思わぬことで犯罪被害者?になりましたが、カード会社の保険で使われたお金は戻ったし、失ったのは時間だけで、貴重な体験をいたしました♪
コメント
この記事へのコメント
拾得物件預り書で思い出しましたが・・・
発掘調査で出てきた遺物は、警察に届け出て拾得物件預り書を発行してもらうんですよ。

もちろん遺物の保管まで警察がやってくれるわけも無く、こちらで預かっているのですが

私が担当していたのは主に縄文時代の遺跡で・・・

縄文人がお礼もって引き取りにきたらどうしよう?なんて馬鹿な事をいつも考えてました(笑)

ブログの趣旨と違いますねw
2009/11/17(火) 21:38:14 | URL | いっしゃん #-[ 編集]
おもしろーい!
>いっしゃんさま
 発掘調査の出土品もそうなんですか!
 おもしろいですー!
 夢枕に縄文人が立って、目が覚めると土器のかけら(一割分)が布団の横に(笑
 情報ありがとうございました♪
2009/11/17(火) 21:55:39 | URL | 山本貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
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