あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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『元祖江戸前寿し屋與兵衛』
『元祖江戸前寿し屋與兵衛』


『元祖江戸前寿し屋與兵衛』
 作画・内山まもる/原作・白川 晶/双葉社・刊
 1~2巻

 双葉社の雑誌、「週間大衆」誌掲載のグルメマンガ。
 なんだ、よくある寿司ネタかと思われるかもですが、ちょいと型破りな設定で
 主人公の平凡な中年男に、江戸前寿司の元祖、江戸時代の寿司職人、華屋與兵衛の記憶?がよみがえり(と言うか、憑依と言うか、脳内タイムスリップと言うか)、超人的寿し職人となって、はやらない寿し屋の再興に手を貸すという
 いや、こうして文章化すると、それはそれでお笑いになる方もおいででしょうが
 これがおもしろい!

 読み始めると止まらなくて、あっと言う間に読み終わり、次の巻に手が出てしまいました。

 実は原作の白川氏とは、十年以上のお付き合い(と言っても共作仕事でごいっしょしたことはないのですが)で、氏の巨大な才能にはかねがね敬服していました。
 今回同書を読んで改めて、そのエンターテイナーとしての腕の冴えに感動しました♪

 たまたまコンビニで目にして、ぱらぱらとめくり、おもしろそうなので一巻購入。
 友人だからって、つまらない本を買う気にはなりませんし、読んでつまらなければ一巻でやめるつもりだったんですが、帰って読み終わったと同時に、二巻購入を決定。
 翌日同じコンビニで買いました(笑

 主人公がちょんまげ姿の與兵衛姿で、通りすがりの回転寿司で寿司を握ってるシーンなど、ほんとキャラが立ってます(笑)。
 あくまで脳内イメージというか、人々には與兵衛の姿ではなく、現代人の中年男しか見えてないんですけども♪
 
 原作の白川氏はあらゆるジャンルに渡って博学な方で、それもただ博学なだけでなく、その知識を縦横無尽に駆使して次々とオリジナルなアイデアとストーリィを生み出す才人です。
 私も知る某有名出版S社の重役さんをして
 「白川さんのように次々とアイデア(無論作品として使えるアイデアという意味です)を語り続けられる人は見たことがない。あなたと話すときはボイスレコーダが必要だ」
 と言わしめた。
 まあ、普通の作家をディーゼルエンジンの巡洋艦とすると、巨大原子力空母のような存在です。

 店頭でお見かけになられた方は、一度手にとってご覧ください。
 きっとお楽しみいただけると思います。
 ではでは♪
コメント
この記事へのコメント
この連載、毎週チェックしてますが、山本先生がお読みになっていたとは知りませんでした。
原作者の知識と、作家の画力のコラボがいい仕事してますね(中島誠之助か!)。
2009/07/20(月) 23:08:51 | URL | 間地出 外吉 #//IwUzE6[ 編集]
なんとびっくり!
>間地出さま
 なんとお読みでいらっしゃいましたか!
 作者に代わり御礼申し上げます(勝手に)(笑
 ほんと、いい仕事ですよね。
 続きが楽しみですー♪
2009/07/20(月) 23:19:07 | URL | 山本貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
毎号かかさず読んでおります!
ペーパーバックで出てましたが、今回単行本とあって小躍りして喜んでおります。

グルメ漫画は『味平』くらいしか知らなかったのですが、たまたまコンビニで見かけたこの作品にはすぐに夢中になりました~

いつか自分もこういうお寿司を食べられるようになりたいものです(笑)
2009/07/24(金) 23:53:09 | URL | 永井道紀 #-[ 編集]
ありがとうございます♪
>永井さま
 ありがとうございます。白川先生に代わり御礼もうしあげます。
 白川さんは、ご自分でもかなりなグレードの料理を作られる方で、アイデアマンなんです。彼ならではの作品だと思います。
 これからもどうかよろしく御願いします。
2009/07/25(土) 09:20:00 | URL | 山本貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
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