あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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二人の賢者
『あるがままに』
『アイ・アム・ザット 私は在る』
ニサルガダッタ・マハラジ模写
 これまで何度かその言行を取り上げてきました、私の尊敬する現代の賢者の中でももっとも際立った存在である二人、ラマナ・マハルシ と ニサルガダッタ・マハラジ の顔写真です(と言ってもいずれも20世紀の故人です)。
 一枚目がマハルシ、次がマハラジ
 ともにインドの覚者です。
 勝手に転載もできないでしょうから、あくまで本の紹介としての表紙の画像に留めます。

 一冊目が『あるがままに-ラマナ・マハルシの教え』
 (デーヴィッド・ゴッドマン編/福間巌・訳/ナチュラルスピリット・刊)

 二冊目が『アイ・アム・ザット 私は在る』
 (モーリス・フリードマン/スダカール・S・ディクシット/翻訳・福間巌/ナチュラルスピリット・刊)

 3枚目は私の描いたニサルガさんの模写です。大好きな一枚なのですが、本の中の写真を使うと、書籍の表紙と違って「紹介」の域を超え、無断転載になるでしょうから、こういう形でご容赦ください。

 同じ覚者でも対称的な二人でして
 前者マハルシ(マハリシともいいます)が若くして悟りを開き、そのままアルナーチャラという聖山の麓に留まって一生を送ったのに対し、
 後者マハラジは中年になってから悟りを開き、一度は放浪の出家者になりかけたものの、途中でふと、そんなことをしても意味はないと思いなおして家に戻り、一生を家業の雑貨屋(子供服とかたばこを売る)を営みながら暮らした人です(先日の日記「熱烈に冷静でありなさい」の人です)。
 
 どちらがエライとか、立派だとかいう話ではなく、それぞれにタイプの異なるキャラクターと人生を歩んだ二人ですが
 共通するのは、ともに人の奥底、喜怒哀楽や思考の根底にある「真我」、「私は在る」という「気づき」を見出し、それに留まることを説いた点です。

 私は今さらあこがれのイケメンとかいないんですが、このマハルシの笑顔はあこがれでして、こういう穏やかな顔の人になれたらいいなあと思うものです。

 ご記憶の方もおいででしょうが、マハルシとは先日の日記「夢には夢のオトシマエ」で、戦乱の故郷に戻ることを拒否した弟子のプンジャジに
 「なぜ夢を恐れているのだ。あなたの夢の手は、夢の虎の口の中では全く安全だ。このように世間で生きなさい、そしてそれを夢と呼びなさい。恐れないで、夢の中で働いているように働きなさい。夢は夢で、本当のものは何もないが、息子としてあなたも夢の中にいる。だから、夢の息子を夢の国に行かせて、夢の中で夢の両親を救い出しなさい」
 と優しく諭したあの師匠です。
 こんな笑顔とまなざしであんなこと言われたら、私だったら泣いちゃいますが(笑

 実はこれ、私のあこがれでして
 こんな顔で微笑むことのできる人になれたらいいなあって(笑

 何がいいって、誰も責めず批判せず、あるがままを受け入れて愛しているからです。
 批判がましい正義の人とか、押し付けがましい賢者とかはいただけません。
 立派な人だの尊敬される人だのになりたいのではなく、誰にとってもなんのプレッシャーもなく安心していられる人がいいなと思うからです(え?いたの?と思われるならそれもよし)。

 しかしですね
 トイレの後とか髭剃りの時とかに私が鏡を覗くと、そこには厳しい顔をしたオヤジがいるわけです(爆
 マハルシとは天と地ほども隔たった、気難しそうなオヤジです。
 ダメだこりゃ;
 ってまあ、四六時中原稿とタイムアタック状態で、気の抜けない日々ですから、なかなかふにゃ~とリラックスした顔にはならないんですが

 でも先日、友人にこの写真を見せてその話しをしたら友人がマハルシの笑顔を評して
「確かに素晴らしいお顔だと思うけど、この顔では『しめ切り』はクリアできないと思いますよ」

 え?

「これって、むしろ、原稿落としちゃったー、って顔とか(笑)」

 わははははは。
 確かにこの顔で「しめ切り」タイムアタックは難しいです。
 むしろ二枚目の写真、いや三枚目の模写のニサルガさんのお顔でないと
 過酷な「しめ切り」は超えられません。
 「あ、そこ背景描き直して」
 とかセリフつけても違和感のないお顔かと♪

 いやマハルシのような賢者は別でしょうが、私のような凡愚に、あの笑顔では無理なように思います。

 マハルシは無理でも、マハラジ目指して(顔だけでも)日々行きたいと思います(笑
コメント
この記事へのコメント
巨星
遂に覚者の絵が出ましたね!
素晴らしいです。マハラジへの愛を感じます。

『あるがままに』は持ってないのですが、おっしゃるとおりマハリシの表情は凄いですね。この方は修行をして悟ったのではなく生まれつきの聖者ですから、そのことも表情に関係しているのかもしれませんね。
2009/02/28(土) 16:40:56 | URL | カルマヨギ #-[ 編集]
おそれいります;
>カルマヨギさま
 ニサルガさんのような覚者の営むたばこ屋がうちの町にもあったなら、タバコもすわない私ですが毎日買いに行きそうです(笑
 マハリシの覚醒はなんとも人間離れしてますから(一部でアヴァターラとも言われるゆえんですね)まねられるような(努力で達成できるような)ものではないですよね。
 また、この手の模写をやりたいと思います♪
2009/02/28(土) 19:32:27 | URL | 山本貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
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