あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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街の灯
山の上からロケハン中
 きのうは、忙しい仕事の合間を縫って、またロケハンに行ってきました。
 資料用写真撮影というやつです。
 昼間は徒歩で山に登り、夜はバイクであちこちの道路を写して、また別の山に登りました。
 夜間撮影とりわけ遠くの景色には三脚が必須です。
 ご覧の画像はうっかり撮影中に三脚に触れてしまったもので、ぶれまくりです。右上の光はUFOではなく星です(たぶん)(笑
 夜一人で撮影に回っていると、ふだんは見聞きできないものと出会います。
 といっても別に妙なものではないんですが
 ここぞと思うところにバイクを止めてエンジンを切ると、まったく街灯もない真っ暗な場所で、ただ風にざわめく木々の音だけが聞こえていたり。
 そんなところに私がいるとは、遠くからは誰も見えないことでしょう。

 上の写真を撮った場所は、すぐそばにでっかいビニールハウスらしいものがあって、黄色い明かりを灯しておじさんが働いていました。
 中からかすかにラジオの音が流れていました。
 戸外に私がバイクを止めて三脚を立てているとは気づいてないと思います。
 それぞれがそれぞれの仕事、それぞれの暮らしをしています。
 しばし撮影をして、帰り支度を始めるころには、おじさんも照明の数を落として、なんだか帰り支度っぽい感じでした。

 街の灯を写していると、あの明かりの数だけ(多少の違いはあるでしょうが、まあ同じくらいの)人の暮らしがあり、たくさんの喜び、たくさんの悲しみ、数え切れない人生があることを思って、なにか厳粛な気持ちになることがあります。
 若いころ、見た街の灯も、50になった今見る街の灯も、そういう思いに変わりはありません。

 どの明かりにも、またよい夜明けが訪れますように。
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