あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
201707<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201709
ハイエナのような奴と呼ばれたい♪
 弱肉強食は世界の掟だ。
 人様にひどいことをして、踏みつけにしておいて、こううそぶく人が時々いますが
 ご存知の方も多いと思いますが、野生動物の世界は、けして弱肉強食だけがルールではありません。
 棲み分けなど、色々な智慧を使って無用な争いを避けて暮らしています(ただ、食べない個体は殺さないてのは嘘で、食べる必要の無い固体もけっこう殺します。一種のトレーニングも兼ねた、攻撃本能の発露でしょうか)。
 何十年も前からわかっていることで(動物学者たちも言っています)いまだに動物たちが、最強王座決定戦をやりながら暮らしてるだけの単純素朴なルールしかないと思っている人は、前世紀の知識と言うか、己の殺生な行いの言い訳に、あえて現実から目をそむけ、知識のアップデートをしない人ではないかと思うものです。

 それはさておき

 先日、某局の動物ドキュメンタリー番組でハイエナたちの生活を見ていて感激したんですが
 ハイエナというといまだに死肉漁りのキモい連中といった根強い偏見にさらされている生き物です。
 動物モノに興味ない方のために、少しだけ申し上げますと、ハイエナはけして人の食べ残し、上前ばかりハネて暮らしてるわけではなく、自分たちで狩りもします。むしろライオンがその食べ残しを横取りしてたりさえします。
 サバンナではライオンに次ぐ大きな肉食獣です。
 ぱっと見、犬みたいですが、実物はちょっとした子牛みたいなサイズで、その辺の犬なんか相手になりません。
 そういえば昔、鳥羽水族館で生まれて初めてラッコの実物を見たとき、テレビで見る愛らしい小柄なイメージとは異なる巨大なデッキブラシのようなサイズに、仰天した覚えがあります。
 きっと一般の方もハイエナを近くでナマでご覧になれば、そのイメージの違いに仰天なさるのではないかと(笑)。

 それはさておき、その動物番組。
 何に感激したかと言うとハイエナの暮らしぶり。

 まず彼ら彼女ら、女権社会なんです。
 交尾をオスが迫っても拒否権はメスにあり。
 種族の繁栄のために子を産むメスが優遇されてます。

 出産中のメスの横で、仲間が巣穴を掘ってあげてたりする。
 ナーバスになったメスが吠えかかっても、はいはいって感じでケンカもせずにその場を去ります。

 もっと驚いたのは、その福祉っぷりとでも言うんでしょうか
 アフリカのサバンナなどと言うと、傷ついたり障害を負った生き物なんかソッコー生存競争から脱落、死亡というイメージがありますよね。
 そうでなくても、厳しい野生動物の社会、群れの中では差別され以前の地位からは追われ飢えることになるだろうと。
 しかし、そうじゃないようです。
 人間の罠で足を失ったりして、いわゆる「障害者」いや「障害ハイエナ」になった固体も、健常ハイエナだったときの地位を追われることなく、獲物の分け前にあずかることができる。
 「おめー狩り参加してねーじゃん、食うなよ」
 とか言うやついないみたいです。仲良くみんなで食べてました。

 ・・・・・・・・。


 動物の行動をそのまま短絡的に擬人化するわけにはいかないのですが
 それにしても

 万物の霊長を自称しているどこかの種族は、少し考えた方がいいんじゃないかって思わされました。
 元々嫌いじゃない生き物だったハイエナですが、なんかファンになっちゃいました♪ではでは。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.