あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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山本流作画術/写真合成(戦場のガレキ)
 前回に引き続き、私の写真合成作画の作例をアップします。
 Bbmf社で配信中のケータイマンガ『戦闘女神アヌンガ』の15話より。
 まず私がインクで紙に描いた元絵
アヌンガ#15戦場元絵
 をスキャナでパソコンに取り込みます。
 次に、手持ちの資料写真の中から使えそうなカットを選びます(雑誌などからのパクリではなく、無論自分で撮影したものです。出版社から回してもらった使用許可のある資料もあります)。と言うか、先に選んでおいて、その資料を使うことを前提に最初の元絵も描いておきます。
アヌンガ#15戦場ガレキ資料写真
 これは横浜を散策中に見つけた建物の取り壊し現場の画像です。
 次に、最初の手描き画像をパソコンの中でフォトショップを使って遠景と近景の二枚の画像に分割し、フォトショップを使ってお化粧、煙や影を描き加えます。
アヌンガ#15戦場元絵分割処理
 で、この遠景近景二枚の画像の間に、資料写真を加工して作ったガレキを挟み込みます。
 写真を処理した段階の画像がこれです。
 余計な背景や、画面を横切る邪魔なロープは念入りにフォトショップで消してあります。
 写真の加工手順は何段階かあるんですが、それは省略します(コレサワシゲユキ氏のデジタルコミック講座で教わった手順です)。
アヌンガ#15戦場ガレキ資料写真処理
 これらを合成して出来上がったのが下の完成画像です。
 日常の工事現場を加工してどこまで非日常の戦場のガレキが再現できるか実験的にやってみたカットですが、それなりに説得力はあったかもと(笑)。ただ、手前の人物をピンボケに加工して遠近感を強調するとかいう芸もありだったかなとも思います。
 こういう「使える」資料写真をゲットするのは、無論「運」もありますが、何より執念というか、ふだんからデジカメを手放さず、ぼうっとしてただ移動するのではなく、歩いていようが乗り物に乗っていようが、常に使える画像がないか、と目を凝らして、それが無意識でも行われている、パソコンのアンチウィルスソフト状態になるまで、もっていっておくのがポイントかと思います。
 ではではまた♪
アヌンガ#15戦場完成図
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