あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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山本流作画術/写真の加工
トンネルの二人
アンヌの降下
 徹夜で原稿を完成、宅配便で発送して朝9時ごろ寝ました。
 体内時計のせいか、午後一時には起床。
 久々の休日で気楽なせいか、体調も気分も悪くないんですが、すこーしふにゃふにゃ雲の上を歩いてる感じです。
 こういう日はバイクなど乗ると事故の元ですので、家で修羅場明けの後片付けなどしています。
 まずはパソコンの中のとっちらかったファイルの整理なんですが。

 やっと世間が涼しくなってきましたので、台風シーズンが本格化する前に、以前から行きたかった湘南の夜景スポットで近いところをバイクで周り、ロケハン三昧したいです。

 画像はまた『戦闘女神アヌンガ』から。
 自分で撮影した風景を手描きの人物像とフォトショップで合成したものですが、一発変換などという単純なものではなく、加工にはいくつかの過程が必要です。
 マイミクでもあり、FC2ブログではリンクも張っております有限会社デジタルノイズのコレサワシゲユキさんのデジタルコミック講座で教わったテクニックの一つです(内容は、私の自前のテクニックではないので、いわゆる守秘義務に属し、勝手に公開はできません。あしからずご了承ください)。
 この技術で私の背景作成工程は大幅な短縮化が可能になったのでした。
 活版印刷の雑誌連載(ビジネスジャンプ誌(集英社)の『紅壁虎(ホンピーフー)』などでも活用、重宝していましたが、グラデーションが美しく再現されるグレースケールモードのケータイ配信漫画では、より一層、その真価が発揮できます。

 トンネルの絵は、夕暮れのトンネルを加工して夜景にしたもの。
 俯瞰の道路は、やはり日没直後のトワイライトなスナップを、加工して夜っぽくしたものです。街灯の明かりをアンヌのスカートの後ろに加えた(アンヌの画像は別レイヤーで、地面の画像の上に重ねてあります)ことが、臨場感を増していると思います。
 
 手間ひまかかることをいとわなければ、昼を夜に、夜を昼に逆転することも可能ですが
 建物の場合、室内から漏れる明かりで、露骨に昼夜が判別されますので、可能な限り昼夜二通りのバージョンでロケハンすることが理想です♪


追記
 グレースケールでのアップの場合、活版印刷と比べてあまりに細部がクリアで、手描き画像とギャップが生まれる場合があり、そこはまた自分なりの別の工夫を入れて処理するようにしております。
 初期段階で小さめの画像で処理し、わざと合成段階で拡大して荒くするのも手ですけど。
 なにしろPCを駆使したデジタルとアナログの融合は、まだまだ未知のシステムで、按配がわからないことだらけです。言うなれば、塩がきつすぎることもあれば砂糖がきつすぎることもあり、日々試行錯誤です。
 どうか気長にお付き合いください♪
コメント
この記事へのコメント
トンネルの雰囲気が良い味を醸し出してますね~^^
写真を使うというのは、リアリティを出す上で大変効果的な方法ですね。
私が作っているPOSER絵でも、背景に自分が撮ってきた写真を使うことがあります。

昔よく読んだマンガに、たがみよしひさ先生の「軽井沢シンドローム」や「我が名はウルフ」がありましたが、あの先生も写真を背景に使うのが好きな(そしてうまい)かたでした。(あの当時はまだパソコンは使えなかったと思いますが・・・。)
最近、あの先生の新しい作品を見てないなー。
2008/09/27(土) 02:49:03 | URL | にゃん #cwHBdaMk[ 編集]
以前何度かお邪魔いたしました、ootomoでございます。ご無沙汰いたしております。

確かいしかわじゅんさんの評論(…あるいは夢枕獏さんのエッセイだったかもしれません…)
だったと思いますが、
「新しい表現に立ち会う喜び」…「マンガ」という枠内で、既存の表現を超える技法を作家が発見し、読者がそれに初めて接した時の感動と喜び、という意味のことを書かれていたかと存じます。

描かれようとするテーマは共通しており、同じ「世界観」と思うのですが、『超』・『紅…』・そして『アヌンガ』、と、進化・深化の度合が重ねられる経過を、同時期にいて共有できることの、、大げさでなく、「幸福」を堪能しております。
益々のご盛栄をお祈りいたします。
2008/09/27(土) 10:53:29 | URL | ootomo #xNtCea2Y[ 編集]
そういえば・・・
>にゃんさま
 ポーザーのようなリアルに画像を作れるソフトだと実写合成も活きますよね♪
 たがみ先生、そういえば最近はどうしておいでなんでしょうね。ウィキをみると2006年までは連載しておいでだったような・・・?(今も継続中なのかしらん?

>ootomoさま
 おひさしぶりです、お元気ですか?
 過分なお言葉恐縮です。
 新しい表現に立ち会う<そうですね。自分も生きていると時々そういう瞬間があって(本当は日々無数にあるんでしょうが、狭い視野で認識しきれないだけです)感激することがあります。
 ありがとうございます。
 ootomoさまにも良い風が吹きますように。 ご自愛ください。
2008/09/27(土) 15:51:51 | URL | 貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
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