あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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借りは返せない♪2
 7月9日に「借りは返せない♪」という記事を書きましたが
 パート2♪

 先日、弁当屋さんで順番を待っていたら、お店のすみの木の柱の根元で、大型のアリが一匹
 バグったカーソルみたいにずーっとピクピク逆立ち状態で動いてました。
 なんだろうと近寄ると、後足の一本を柱の割れ目にはさんで抜けなくなってます。
 こんな珍しい状態で困っているアリは生まれて初めてでした。
 指では太すぎるため、バイクのキーの先っちょで足を下から上に押してあげるとスポンと抜けまして、アリはそそくさと元気に去っていきました。
 店員さんに
 「どうかしましたか?」
 と言われて事情を説明しましたが、店の隅でキーを片手に柱に向かってしゃがんで何かやってるおやじは、かなり怪しかったと思います。

 その晩朝まで待っていましたが、玄関に米俵を運んできたアリとか一匹もいませんでした(冗談です)。

 で、それから一月くらい経ったある日、夕方バイクで仕事の資料写真撮影にでかけようとしたとき、またがったバイクのタンクを、前日のアリと同じようなタイプの大型のアリがうろうろ。
「おいおい、そんなとこ居たら、遠くに運ばれて迷子になっちゃうよ」
 払い落とそうとしましたが、バイクの裏側に回って隠れてしまいました。
 何キロも先で落ちたら、巣に戻れなくてかわいそうなので、なんとか見つけようとしましたが、時間もなくしかたなく発進。
 ロケハンに行きました。

 さて、この貸し借りは差し引きゼロか否か(笑

 人間は100%独力でカルマの負債を返却するのは不可能だと言った覚者がおいでですが
 まったく人生の貸し借りの縮図を見たような気がしまして

 借りが返せるのはいわば神の恩寵。
 人間なんて、いいことをして悪いことをしていいことをして悪いことをしていいことをして・・・

 いや、高い視点から見れば究極、みみっちい貸し借りや善悪勘定なんかはないんですけど

 どこで知らぬ間に何をしてるかわかりませんが、きっといいことも悪いこともいっぱいしてます。
 目くじら立てずに生きたいものですー♪

コメント
この記事へのコメント
蜘蛛の糸
こういうエピソードで思い出すのは
「蜘蛛の糸」のおはなしですね。
悪人が生前、気まぐれに蜘蛛を助けたら
死後、地獄で蜘蛛の糸が垂らされる
悪人は自分一人だけ助かろうとしたので
蜘蛛の糸が切れてしまう。

悪人が蜘蛛一匹助けただけで破格な見返りを受けるそんな美味いハナシあってなるものか!
仮に、糸にすがる亡者を、この悪人が極楽に
引き入れたとすると、これっていったいなんの
大量恩赦?! 極楽の存在意義はどうなんの?
・・・と子供心に思ったものです(笑

「虫」であっても助ける「心がけ」が大事という
佛教の教えなんでしょうけど、
これが「人」の場合、その「心がけ」を惜しまな
ければ、こちらが窮した時に返ってくる可能性は
あると思いますよ。稀ですけど。
ま、見返りを期待する「心がけ」は「徳」ではなく
「打算」ですけど。
だから借りを返す方も返される方もその辺の線引き
が必要になる。
ヘタをすると、そんなつもりで助けた訳じゃないと
誤解を招く事になりかねない。
特に日本人はこのへんの美徳に敏感ですから。

ボランティアは人助けではなく、自分助けだ。
とかいう事をよく聞きます。
先生が仰ったとおり、「恩」は借りた人に返すの
ではなく、社会に返す。
みんながこんな「心がけ」だったなら、もっと
あたたかい社会になるんですけどね。
先生の作品「超」のミズチに虜にされていた亡者
みたいに、
「みくだされた」「裏切られた」・・・だから、
「出し抜いた者勝ち」「騙した者勝ち」なんていう
「負」連鎖が目立つ現代社会、
虫であろうが人であろうが、
生物が存在を維持していること自体、
他の何かを犠牲に、椅子取りゲームのように
他の存在を押しのけて存在しているのが事実です。
絶滅した「種」に線香を上げる必要まで無いと
思いますが(笑
だからといって、
動物と違って「道理」を知る知性があるからこそ
万物の霊長である人間が、動物の生存競争を
人間社会に当てはめて、
他者をないがしろに己を肥やすような行いを
弱肉強食などと居直っていると、いくら金や地位を
手にしても、心のすさんだ末路しか残されていない
気がします。

この世(社会)を地獄にするのも極楽にするのも
我々の「心がけ」しだいということはたしか。
などと、
若造が知ったような事を書いてみました。
2008/09/08(月) 18:27:02 | URL | サボリーマン #90Y8gTf.[ 編集]
自分本位
色々なしがらみとか影響とか色々。

私は結構田舎すまいなので周りの草むらとかアリもいます。

基本無用な殺生はしないというのが今のスタイルでありますが・・・。

虫との間にも利害関係が生じたりします。

その時は遠慮なく殺すことにしています。

ハチとか巣が出来て刺されそうな状況の場合とか。

それでも基本無用な殺生はしないので、殺虫剤は最後の手段と決め手います。だから棒とかで巣を落とします。
「ここはだめ!どこか他に行っとくれ!」の精神であります。

それでもだめなら遠慮なく。年間の殺虫剤使用本数は0.1本くらいかと。これだと賞味期限切れでしょうか?

生命の宿命は、他の生命を殺し食うこと。しかし、生命は食い殺しながらも今こうして地球に繁栄していることが興味深いのです。v-15
2008/09/09(火) 00:28:41 | URL | やすやす #-[ 編集]
アリはくよくよせず興味深いものがあればそこへ真っ先に突撃しますから、
いまごろ興味深いものめぐりしているんではないでしょうか。
2008/09/09(火) 15:54:44 | URL | たいやき #-[ 編集]
やっと一息
追い込み修羅場だった原稿が今朝上がりまして、編集さんに朝一の便で出した後、別の用事をすませて帰宅、改めて原稿データ(セリフや絵の細かいとこ)チェックしてやっと一息ついたところです。
 コメントくださいました皆様、レス遅くなって申し訳ありません。

>サボリーマンさま
 地獄にするのも極楽にするのも
我々の「心がけ」しだい<おっしゃるとおりだと思います。
 神経症的に「清く正しく」を求めすぎて、日々罪悪感にさいなまれて暮らしても、本末転倒。
 バランス感覚を忘れずに、その方なりの悔いのない道を行かれるのがいいと思っております♪

>やすやすさま
 そうなんですよね。
 うちのつまは虫でも爬虫類でも両生類でもなんでも(一般の女性には敬遠されるようなグロいやつでも)ナウ鹿なみに大好きですが、自分の植えたバラとかにたかる毛虫とかには容赦ないです(笑
 生物が生きる以上はなんらかの殺生は不可欠(象が一足で踏み潰す昆虫の数は?抗生物質飲んで死ぬ細菌は何個?)(笑)ですから、やむをえない殺生はありますよね。

>たいやきさま
 おおっ!ポジティブシンキング蟻!
 ハリウッド映画の主人公みたいです♪

皆様コメントありがとうございました!
2008/09/10(水) 14:57:02 | URL | 貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
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