あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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握りしめたもの
先ごろ友人とちょっとしたことで諍い(いさかい)がありまして
 悪気のない友人の一言に私たいそう傷つき憤慨して抗議したんですが
 でお互い別にハラに一物ないもので、それはそれで決着つけたんですけど
 そういうことがありますと、己が何者かってことがよくわかります。
 感情はそれを分析確認する手がかりになります。
 何が自分の逆鱗なのか。それは何から来ているのか等等。

 近年の私のモットーは「堪えられない人はいても赦せない人はいない」で。
 今回はちょっと「堪えられない」できごとだったんですが
 久々に憤慨しまして目元にチックが起こるくらい怒ったのは何年ぶりだったでしょうか(あーいっぱい怒ってさっぱりした)。
 いかに己が小人(しょうじん)かわかりますね(笑

 禅の白隠禅師の話を思い出すのですが
 村の娘が未婚のまま妊娠出産、誰の子だと問い詰める父親に、苦し紛れに白隠禅師の子だとウソをつきます。憤慨した父親は赤ん坊を抱いて白隠の元を訪れ、さんざんにののしり侮辱します。
 白隠は話を聞き終わると
「そうですか」
 みたいなことを言ってそのまま赤ん坊を引き取り、どこへ行くにも抱いて行き、赤子を育て始めるんですが
 弟子たちは白隠は堕落したと嘆いて逃げちゃったりするんですね。
 で、そのうちウソをついた娘は、わが子に会いたくて、父親に、実は白隠の子というのはウソで・・と本当のことを打ち明けます。
 仰天した父親は白隠の元を訪れ、ことの次第を話して自分の非礼を平身低頭お詫びするんですが
 聞いた白隠は始めと同じように
「そうですか」
 と言って赤ん坊を返したという・・・

 うろ覚えですがそんな話で

 まあ極端な例ですが
 何物にも捕らわれない白隠の境地をよく表したエピソードです。

 引き換え自分は、自分なりに近年色々手放してきたつもりなんですが
 まだどっぷり色んなものにつかって、握り締めて生きてることを
 日常の喜怒哀楽が教えてくれます。

 人は感情の主人になっても、感情の奴隷にはならないことだと思っていますが
 久々に奴隷が反乱起こしてくれました(爆
 今後の労使関係・・じゃなかった主従関係を検討したいと思います。
コメント
この記事へのコメント
怒りは執着である、煩悩である、と理解しても、それで怒りがなくなるわけではなく、むしろそこからが本当の戦いといいますか、人生というのはひたすらそうしたものと向き合う過程なのだとつくづく思います。どうかうまいところに収まりますように。
2007/12/04(火) 14:41:13 | URL | あるカルマ・ヨギ #-[ 編集]
ありがとうございます。
>あるカルマ・ヨギさま
 ありがとうございます。
 本当に怒りの大元をたどっていくと、色々な気づきが得られます。
 抑圧でなく、きちんと向き合うと収穫がありました。しかし痛い刈り取り作業ですが(泣笑
 友人も今忙しい身なので、お互いが一段落つくまで総括は延期するつもりです。
 恨みなどはありませんし、日々幸せを祈っています。これまで以上に良い関係が築けると信じております。
2007/12/04(火) 16:38:58 | URL | 貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
最後まで......
くまくまでございます。 寒くなりましたね、どうも私は年のせいか「こらえ性」が無くなって来まして、先生のお言葉に「はっ!?」と致しました。 最近学生の追いコンにOBとして顔を出しました際にも、どうにも話の先が読めてしまって(後輩達のですが)話の腰を折りがちな自分にいらだっておりました、知らず知らずの内に「老い」て来ておりましたな~。 白隠禅師、「あるがままに、なすがままに」生きておられたのですね、勿論、そこに至るまでのご努力はかけらもお見せにならないで。 死ぬまで「修行」せざるを得ませんね(笑)
2007/12/04(火) 20:20:25 | URL | くまくま #eI0qnTzk[ 編集]
ステージクリアのつもりで(笑
>くまくまさま
 私も歳です(笑
 人生の関門はステージクリアだと思って端から乗り越えて行きたいと思っております。
 誰でもエンディングは迎えられますし(クリアかゲームオーヴァーかは意見がわかれるかもですが)(爆
2007/12/04(火) 21:16:16 | URL | 貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
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