あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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しろさんのこと、ご報告
しろさん薬袋2016-07

 通い猫のしろさんの記事を長らく書いてきました。
 最初の出会いから十年近く、我が家の通い猫になってからだけでも8年は経ちます。
 今年になってからは、皮膚ガンに侵されながら、ひたむきに生きる姿に胸打たれる日々でした。
 画像は獣医さんでもらったしろさんのための薬袋の一つ。
 左上のメモは私が彼に薬を上げた日時です。
 最後の9:50というのは確か16日のことだったように思いますが、しろさんがハウスの中で粗相をしていて、その片付けに追われて日付をメモし忘れたようです。
 徹夜明けの私は午後イチくらいで寝たのですが、起きた時はもういませんでした。
 それが彼の姿を見た最後です。

 その数日前にしろさんが50時間家を空けたのが最近では最長不在期間で、そのほかはほとんど毎日、多い日は日に数回も飯を食いに来ていました。
 何年も昔若くて元気だったころは、夏場何日もいなくて、ふいに戻ってくることもありましたが
 近年、ご飯をくれるおうちが減り、ほとんど我が家に通う状態でしたし
 あの老いと病の身体で、同じことができるとは思えません。
 きょう来るか、明日来るかと思いながら、玄関を出るたびあたりを見回し、買い物に出るときは自転車で周囲を遠出して見回りましたが、どこにも姿はありませんでした。
 何か世界からかき消したように彼の気配がないのです。
 ご近所の方何人かともお話しましたが、私が見なくなってから、やはり皆さんしろさんを見ていらっしゃいませんでした。

 きょう一週間が経ちましたのを機会に、お世話になった獣医さんに報告に行ってきました。
 かくかくしかじかで、いただいたお薬も何日分も残っております。
 もう、いただきに上がることもないと思います。
 いっぱいお世話になりました、本当にありがとうございました、と。

 ミッコルさんは健在ですし、またお世話になることもあるかもしれません。
 その時はどうぞよろしくお願いします、と。
 先生も涙ぐんで見送ってくださいました。
 獣医さんで手術していただいた箇所は最後まできれいなままでした。

 私の猫飼いの友人は、外に出る猫で死に目に会えた子は一匹もないそうです。
 老いも病も、みな死期が来ると姿を消して戻ってこないそうで、死に目に会えたのは室内飼いの子だけだったそうです。

 などと言いながら、突然ひょっこり現れないとは神ならぬ身、けして断言はできませんが、
 ひとまずご報告とさせていただきます。
 しろさんを愛し、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
 
 きょうもよき日をお過ごしください。どうぞくれぐれもご自愛を。 合掌。
コメント
この記事へのコメント
しろさんのこと・・・・
やはり・・・そうでしたか(´・ω・`)
決め付けるのは早計かもしれませんが、多分しろさんは野良としての矜持を全うされたのですね。
山本先生ご夫妻におかれましては、お疲れ様でしたと申し上げます。

会うことは叶いませんでしたが、先生のしろさんレポートで、私も形に成らない多くのものを頂いたと感じております。

立つ鳥跡を濁さず、しろさんの魂が安らかなる事を陰ながらお祈りいたします。
2016/07/23(土) 16:54:10 | URL | ぬうぼマン #BbTkef3A[ 編集]
Re: しろさんのこと・・・・
>ぬうぼマンさま
 ありがとうございます。
 彼からは私もいっぱい教わりました。
 最後までかっこいい野良でした。
 いつか作品としてお目にかけられたらと願っています。
2016/07/23(土) 17:35:05 | URL | 山本貴嗣 #-[ 編集]
いつものように
しろさんにいいことがありますように。
みっこるさんにも、
山本さんご夫妻にも。

2016/07/23(土) 22:58:04 | URL | Maxwell #frJdud2w[ 編集]
Re: いつものように
>Maxwellさま
 ありがとうございます、Maxwellさまにも♪
2016/07/24(日) 03:53:09 | URL | 山本貴嗣 #-[ 編集]
しろさんは、きっと秘密の扉を通って猫の国へ帰ったのです。
そこでは飢えも寒さもなく、老いた猫も病気の猫もすっかり元気を取り戻し、疲れを癒しているのです。
そして気が向いたら毛皮を着替えて、またこの世界へ来てくれるかもしれません。

・・・そんな事を誰かが言っていたような気がします。
2016/07/24(日) 12:45:11 | URL | えだまめ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>えだまめさま
 ありがとうございます。
 もう老いも病もない状態で楽しく駆け回っているように思います。
 切れたお耳もはえています。
 私の妄想かもしれませんが、イメージの中では先日戻ってきて楽しい声を聞かせてくれました。
 いつかマンガにしてみたいと思っています。
 きょうもよき日をお過ごしください。
2016/07/25(月) 05:16:50 | URL | 山本貴嗣 #-[ 編集]
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