あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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『剣の国のアーニス』のこと 1
『剣の国のアーニス』単行本

『剣の国のアーニス』(全一巻)
 は、私が二十代の終わりに描いた、初めてのシリアス漫画です。
 1978年19歳のとき、コメディ漫画でデビューした私は、コメディも大好きでしたがシリアスな作品も描きたいとずっと思っていました。
 ただ、当時は未熟で、編集さんに
「君の画力では無理だねえ」
 と言われたものでした。
 ようし、今に見てろよ、きっと腕を上げてシリアス漫画を描いてやるぞ、と思いながら月日は流れ、デビュー10年目にして、月刊コミックノイズィ誌で夢を果たし、初めて描いたのがアーニスでした。
 夢はあきらめるもんじゃないな、と痛感したものです♪
 大変な事は何も起こらない明るく楽しいコメディの真逆、大変な事しか起こらない、血とエロチシズムでいっぱいの作品が、この
『剣の国のアーニス』
 です(エロチシズムと言っても、いわゆる性描写はほぼありませんので、念のため)。
コミックノイズィ誌1989年創刊3号表紙

 それまでのコメディ漫画家としての私しかご存じない読者の方には、面食らわれた方もおられたようで(当然ですが)
 アシスタントのX君が友人に
「山本先生どうしちゃったの?」
 と聞かれ
「いや、あれが本性だから(笑)」
 って答えておいたと言ってました(笑)。
 お口に合わない方がおられるのも当然で、申し訳なく思います。

 半不死の肉体を持つ「月の眼」族のヒロインが、ある時は刺客として戦い、ある時はその不死の内臓を狙う者を迎え撃つ、全編戦いの話です。
 デビューから10年の間、たまりに溜まったシリアス漫画への想いというかうっぷんが、一気に炸裂した作品でした。
 今は、電子書籍化されていますが、どこかに紙の単行本も少しは残っているのかもしれません。
 近日中に、この続編のためのクラウドファンディングを公開する予定ですが、いい機会なので、その間に、
 少し本作について書いていきたいと思っています。
 どうぞよろしくお願いします。



 
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