あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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盗作問題に思う
 私は不勉強で知らなかったのですが、有名なSK氏がG社から出したUFO関連の著作で、Mという人のブログの文章を盗用したとされる問題。
 昨日知人のブログで知って、いくつか検索かけてみました。
 うーん。
 私の見る限りでは、こりゃまあどうしようもない(言い逃れしようもない)わなあと思ったのですが
 SK氏が思い切りマスコミでも顔の知られた有名人ということもあり、多くの方々があちこちでとり上げておいでです。

 で、思ったのですが
 これってSK氏がマイナーな人で、盗用されたM氏も誰もろくに知らない人だったりしたらどうだったろうと。
 知名度があればこそ人も騒いでくれて話題になり、見過ごされずに済むわけですが(むやみに騒ぐ野次馬行為は賛成しませんが、そうすることで問題を世に知らしめるという面もあることも認めます)
 世の中には人知れずひっそりと進行している(あるいは過去に進行してきた)同様の事件がいっぱいあるのでしょうね。

 ネット社会で自分の創作物(文章にせよ映像にせよ)を不特定多数の方々に向かって公開するというのは、常にこの種の危険性をはらむ行為です。
 先日少し申し上げました、私の妻が書いている猫の話なんかも、世の中にはブログから出版物になる作品もあるんだから、さっさと公開しちゃったらどうかというご意見もあるのですが、こういうことも考慮に入れると軽々にアップもできないでいます。

 「やっちゃった者勝ち」という考えの人はいっぱいいますし、オリジナルより先に有名になって、あとから出てきたオリジナルの方が逆に盗作者の汚名を着せられることもないことではありません。

 また、今回のようにあからさまな大量盗用が見られるものは、まだ分かりやすいですが、こそっと一部分だけパクった場合、わかりにくかったりうやむやにされる恐れが大きいです。
 たった一行くらいいいじゃないか、うるさいこと言うなよ、という方もおいででしょうが
 たとえば、分かりやすくするために極端な例を出しますが(もっといい例があるでしょうが、今思いついたものとしてとりあえず)
 あの天下の名作『北斗●拳』が、あんな有名誌に載った有名作品じゃなかったとして、どこかの作家が
「おまえはすでに死んでいる」
 の一文だけいただいたとしますよね。
 いいじゃないか、たった一行くらい、で済まされるものなのか。法的にどうなのかは知りませんが、ものごとにはキモの部分というのがありますし、たとえ僅かでもそういう部分を盗まれるというのは痛いものだと思います。

 一方で、平行進化と言うか、シンクロニシティと言うか、ほぼ同時になんの関係もないAさんとBさんが、酷似した発想を得ることも時折あることで、そうなると、やろうと思えば法的には決着をつけることはできるでしょうが、真実は永遠に藪の中です。

 とりあえず、とっておきのネタは、正式な出版物になるまでネットなどでは公開しないのが吉ですね。
 怖いのは本当に偶然の一致で似てしまったものが、こんな偶然なんてあるものかという決め付けで「有罪」にされ、それが世間の共通認識になってしまうことです。
 あまり心配しても始まりませんけど(笑
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