あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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夢のこと
2007年1月5日のmixi日記より転載

 夢のあるなしで血の雨が降る哀しいニュースがありましたが

 少し夢違いな話を、愛読書の中から少し長いですが、この機会に引用します。

「あなたが、たった今、見たり、聞いたりしていることは、夢なのである。それ以外のなにものでもない。あなたは、今、この瞬間、夢を見ているのだ。あなたの脳は目覚めているが、あなた自身は夢を見ているのである」

「人間は常に夢を見ている。私たちが生まれる前、人間は、社会の夢、あるいは「地球の夢」とも呼べる大きな外側の夢を創り出している。地球の夢とは、何百万もの小さな個人的な夢の集まりであり、一緒になって家族の夢、共同体の夢、そして最後には、全人類の夢を創り出す。地球の夢は、全ての社会の規則、信念、宗教、異なった文化や、その現れ方、たとえば政府や学校、社会的な行事、休日などの全てを含んでいる」

「誰かが、あなたについてこう言ったとする。「やい、このでぶ」。しかし、それを自分のこととして受け取ってはいけない。なぜなら、その人は自分自身の感情、考え、意見などを表明しているだけなのである。その人があなたに毒を送り、あなたがそれを自分のものとして受け取ったとすれば、その毒はあなたのものになる」

「あなたは感情のゴミを呑み込み、今や自分自身がそのゴミとなっているのである。しかし、もしあなたが全てを自分のこととして受け取らないのであれば、あなたは地獄の中で平然としていられるのである」

「私はあなたの言ったことに影響されない。私は、自分が誰であるか知っているからだ」

「人が何をし、考え、言ったとしても、自分のこととして受け取ってはいけない」
「あなたが自分について持つ意見も、必ずしも正しいとは限らない。したがって、自分の心のおしゃべりを、なんでも自分のこととして受け取る必要はない。心はおしゃべりする力を持っている」

 ドン・ミゲル・ルイス『四つの約束』より

 ミゲル・ルイスはいわゆる精神世界系の著作で知られる人物です。中には、アトランティスがどうしたというような、真偽のほどが判別不能なもの(『恐怖をこえて』)もありますが、それはさておき、彼のこの『四つの約束』(正しい言葉を使うこと/なにごとも個人的に受け取らないこと/思い込みをしないこと/つねにベストを尽くすこと)は、唯物主義者であろうと何か信仰のある人であろうと、受け入れ可能な内容なように思います。

 私はいわゆる聖典から道行く人の独り言まで、いや風の音まで、何か学ぶべきメッセージがあれば受け取るもので、彼の著作からも大いに得るところがありました。

 ただ、汝の敵を愛せよと言った人の教えを、どう解釈したか、市民の上に爆弾の雨を降らせる口実にする人がいるように、このミゲル・ルイスの言葉も、解釈次第で、被害者の抗議に耳をふさいでストーカー行為を続けるダシにする人物もいるかも知れません。
 どんな「薬」も分別を持たない人が使えば、思わぬ「毒」になるものかと;
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