あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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二匹目の猫は・・・
ミケコ毛づくろい

ブログの「拍手コメント」に、お客様からミケコの後は新しい猫は飼わないのですかというお尋ねをいただきました(ありがとうございます。またこれまでにほかのコメントをお寄せくださったお客様がたにも、御礼申し上げます)。

 結論から申しまして、もう猫は飼いません。
 うちは仕事が忙しくなると、全然猫をかまってあげられない日がありますし、妻も私も体が弱いので体力的にも限度があります。
 亡きミケコは晩年、あちこちでゲロだの粗相だのしまくりで、その後始末は大変でした。部屋中に新聞紙をしきつめて、それはもう人の住む状況ではありませんでした。
 ただでさえ調子の悪いことが多い私や妻に、二匹目の猫は無理だと思ったものです(世話するこちらが倒れます)。

 動物を飼うというのは家族になるということで、死ぬまできっちりフォローすることです。逆に言うなら、最後まで責任持って愛情を注ぎ面倒を見れない動物は飼わないことだと思います。

 生前ミケコはよく妻と会話してました(夢と違って人語はしゃべりませんが、つまは以心伝心あったようです)。
 忙しくて、あまりかまってあげられない日もあったせいか、アシスタントさんの出入りも激しくて落ち着かない家だったせいか
 ある日ミケコが妻に
「このうちはさー、猫飼わない方がいいと思うなー」
 と言ったそうです。妻はミケコをなでながら
「我が家の猫はみいちゃんだけだよ。後にも先にもみいちゃんだけ」
 と言いました。ミケコはうれしそうにしていたそうです。
 私もミケコを最初で最後の猫にするつもりで、妻と同じ約束を守る気でいます。

 いたらぬ飼い主でしたが、ミケコはミケコなりに、私や妻を好いてくれてたように思います。
 今も心でつながっていますし、ミケコへの愛はまったく変わりません。
 体こそなくなりましたが、まったく変わらず、思い出すたびにミケコの愛に触れて癒され、私は彼女に感謝しています。

 うちの寝室は二階にあるのですが、階段を上がったところにミケコの写真を何枚か額に入れてかざってあります。寝る前とか、その写真によく挨拶します。
 
 でも

 一つだけ断言できないことがあります。
 ミケコがうちに来るきっかけになったのは、彼女が捨てられて怪我をして、このままだと傷が悪化して死んでしまうかもしれないと獣医に連れていったことでした。
 入院治療費は払いましたが、退院の日に先生から
「このまま梅雨空の下に放したら、また傷が悪化するでしょうね」
 と言われて、ペット禁止の団地でしたが「アンネの日記」暮らしを決意し、私はミケコを引き取りました。
 その後、今の一軒家に移って死ぬまで十数年共に暮らしました(蛇足ですが、拾った時の団地は、今ではペット可になっています)。

 もし将来、同じような猫と出会ったらどうなるか。
 私は断言できません。
 私に経済的な余力があって、どうしても捨て置けない猫との縁があれば
 絶対に飼わないとは言えません。
 妻とも相談しないと決められませんが

 もしそんな猫を飼うことがあったら
 きっとミケコも許してくれるでしょう。
 捨てられ死に掛けた猫の気持ちは、誰よりもミケコが知っているでしょうから。
コメント
この記事へのコメント
縁でしょうか?
くまくまでございます。縁でしょうね~、たまたま猫のみけこさんであっただけで。それが逆に自分にとっては「嫌なやつ」であったりしても自分を高みに導くために存在していて、相手にとっても高みに望むために私がいたりするのでしょう。(亡き曾祖母がよく言ってました、「良い者も悪い者もそのときの自分にとってであって、どっちが正しいかなんて後になってみなきゃわかんねぇ」と)先生のケースではみけこさんと出会って別れるまで良い隣人の出会いだったのでしょうね、羨ましいです(^。^)確かに、冷たい雨の中濡れて震えている猫や犬がいたらほっとけないですもん。ただし、手を出すならば最後まで看取る覚悟は必要なんですが。以前猫の前に犬を飼っていたときには2年近く介護もしました、犬でも猫でも飼うということは命を預かると同義語で、人も動物も命の重さに差は無いと考えております。みけこさん、具合が悪くなってもぎりぎりまで先生と奥様に甘えたかったんでしょうね。そうできて幸せでしたね~(^。^)
2007/07/07(土) 21:25:27 | URL | くまくま #eI0qnTzk[ 編集]
すばらしい!
>くまくまさま
 曾祖母さまのお言葉、まさにそのとおりだと思います。素晴らしい曾祖母さまですね。
 人生も敵も味方も長い目で見ると大きな学びの元になります。争いがないに越したことはないですが、狭い了見で白黒仕分けするのは馬鹿げたことだと思っています。
 縁は不思議なものですねー。
2007/07/07(土) 21:37:30 | URL | 貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
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