あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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マハの乳房
 日曜美術館の「裸のマハ」見て先日気づきましたが
 右胸(向かって左上の乳房)の形、少し重力に逆らってませんか。
 アニメやマンガのいわゆる「反重力浮揚乳」(重力をものともせず変形しないで理想の形状を保ち浮かぶ乳房。命名は私の今の思いつき)の先駆けが、すでにこんなところにあったのか、と思いましたが勘違いでしょうか。
 振りかぶった腕に引かれて自然なのかもですけど。いや、やはり何か納得いきません(笑


追記
 ツイッターで「不自然に見えますが、正確かと。昔、彼女にさせたことがあります」とおっしゃる方が♪

追記2
 「解剖学的には正しくない、と日本初公開時から解説されてました」
 とマイミクさまが♪
きょうも元気で健啖家♪
2011年11月26日のミッコルさんお食事中
見返りしろさん
宴のあと(笑
 
 ミッコルさんの姿って何かに似てると思ったんですが、先日気がつきました。カレーのナンです。
 三枚目の写真は「ふたり」が一回に食べる猫ごはんのあと。まあ8割くらいはしろさんなんですけど(笑
「でもなぜこれっぽっちなのですか」
名言   (2003年6月17日の 旧「あつじ屋日記」より編集再録)

 才能について、あまりに言いえて妙なセリフがあったので記録。
 映画『戦場のピアニスト』のモデルになった人(故人)の生前のインタビューをテレビ番組で先日見ていたら、彼曰く

 「神よ私に才能をお与えになったことを感謝いたします。でもなぜこれっぽっちなのですか」

 正確にそういう言葉であったかどうかはうろ覚え(仕事しながら「ながら」で見ていたので)ですが、少なくとも大意は間違えてません。
 彼の才能と私の才能は比ぶべくもありませんが(ナチの将校にすけべなねーちゃんのアクションシーンを描いて見せて生き延びられるか。え?日本は同盟国だったろう?いやそういう意味じゃなくて)(笑)思いはまったく同じです。
 
 「神よ、なぜこれっぽっちなのですか」


追記
 しかし今(2011年11月26日)にして思えば、これはこれで私の人生には十分なものなのかもしれません。
 でもやっぱり、もう少し欲しいなあ(泣笑)
大船魂
 用事で大船に行って移動中のバスの中から見たスクーターを飛ばすヤンキーふうのお兄ちゃんの半キャップの後頭部に

「大船魂」

 と書いてあって、すごいご当地の族かと思ったら

「大和魂」
 
 の見間違いでした。
水木大先生
水木大先生(84歳)  
(この記事、2007年1月3日の「旧あつじ屋日記」からの再録・なので今は御歳88歳?)

 2006年暮れのBS-iで水木しげる大先生のインタビュー番組がありました。
 もう最高でした(笑
 水木先生のお人柄炸裂。
 普通の人間が言うと「なんだこいつ」っていうようなセリフでも、全然嫌味じゃない。ただの自然体です。
 断片的にしか覚えてないんですが、少し書いておきますね。逐語的に正確ではない箇所もあるかと思いますのでご了承ください~~;

 三歳まで言葉を発せず、4歳で最初に発した言葉が
 「猫のクソ」

 「パリに生まれたら今頃天才なんて言われてたかもしれないけどジャパンでしたからねえハハハハハ」
 
 「幸せですか。幸せは私は生まれた時から追求してるんです
 「学校の勉強もしない、自然なままで」

 「駅に立っても不幸そうな人が多い。みんな満たされてないんでしょうなあ」

 「途中で話の主題を忘れてしまいましたが、なんでしたっけ?」(インタビューに来てる南伸坊さんその他一同爆笑)

 (昔)「むちゃくちゃ忙しくても、なんか幸せを約束されてる感じでしょ。それがたまらんですよ」
 
 (インタビュアーが)「幸せがノドまでつまって隠すのに苦労したんですよね?」

 「周り見れば不幸な人ばかり。幸せ感を隠すのに大変だった。今告白すればだ」

 ダメ押しで
 「ボクは絵もうまいし話もうまいからイジメられなかった。才能があれば何でもないコトです。
 才能がないのに食い込んでくるからややこしい」

 わはははは、先生最高ー!!
 そのとおりなんですよ!下手に偽善的な総花メッセージなんか聞かされるより、こうばっさり言われるといっそ清清しいですなあ♪
 無理して食い込んでる一人としてもすっごい共感しました!!
 いつまでもお元気でいらしてくださいー!!

追記
 「手塚や石森は(パーティで?)会うと徹夜した話ばかりしてた。あれは早死にしますな」
 みたいなこともおっしゃってました。
 手塚先生も石の森先生も年下ですもんねえ(笑
 水木先生はよくお休みになるようです。
 ご自分のお子さんが寝坊して母親(つまり奥様)が学校に行くよう起こすと、せっかく寝てるのに何するんだっていうのは水木先生ならではです。(補足・これは嘘でちゃんと学校に行けと言われたという説もその後聞きましたが、果たしてどちらが本当でしょうか♪)
『えろろ』
 妖怪を一つ倒すたびに48手の体位を一つ回復していく
 『えろろ』
 ってのを思いつきましたが(きっと既出なんでしょうねえ)まあ描くことはないでしょう(笑
 昔描いた『首輪物語』みたいなノリになるんでしょうけど。

 おやじギャグで失礼しましたー。

追記 と思ってたらお客様から西川口に「エロ○軍曹」という風俗があるとの情報が

(2007年1月23日 旧あつじ屋日記より)
矍鑠たる媼(かくしゃくたるおうな)
 先日、病院の待合室でメガネもかけず東野圭吾の文庫本を読んでる老婦人を目撃。
 髪も一部を除いて真っ黒。品のいいお顔立ちで背筋も伸びてる。
 つい興味が押さえきれず「失礼ですが」とお尋ねしたらマジ裸眼で御歳は80歳と。
 気持ちのいい笑顔の方で、なんか自分もがんばろーと思った朝でしたw

 見得を張る必要はないのですが、若い人が見て、歳を取るってああなることか、と老後に絶望するような歳の取り方はしたくないものです♪
「あります」
 以前も書いたことがありますが再録。

「・・・であります」
 というフレーズ。
 人によっては軍隊言葉を思い出されるかもしれません。
 が、あれはそもそも山口方言なのだそうです。
 明治維新で薩長が天下を取って長州の方言がああいう形で定着したという説を聞いたことがあります(真偽のほどは存じませんが)。
 ただアクセントとかイントネーションが違います。
 普通、他県のひとが「・・であります」と言うと割と平板に言うでしょう。しかし実際は「あ」にアクセントがくるのです。

 以前、井上ひさし氏の『国語元年』をNHKでテレビドラマ化した際、故・川谷拓三氏が長州出身者の役で、しきりと
 「・・であります」「・・でありますよ」
 と言っておいでだったのですが、この言い方が平板で、長州出身者の私は不満でした。
 わかりやすく言うと、英語で「アニマル」を「ア」を強くして「ーニモウ」と発音するような感じで「ーります」と言うと思っていただければ正解です。
 無論そこまでオーバーではないし、けして「あ」を伸ばすわけではないのですが、イメージはだいたいお分かりいただけると思います。
 こういった抑揚が表現されない山口弁は、アクセントやイントネーションのない英語といっしょで、それはもはや山口弁ではありません。今風の平板言葉(例「さーふぁー」)では話せないのです(笑)。
 別に川谷氏の落ち度とかいうのではなく、お忙しくて限られた時間でそこまで方言指導をされる余裕がなかったのかもしれません。
 
 とか言いながら今ではめったに帰省できない私。
 まだ故郷に山口弁は残っているのでしょうか(汗)???

(この記事は2004年当時の私の雑文を元に再構成したものです)
『メタルマックス2:リローデッド』エンディングテーマPVを公開
tomoko様似顔絵横顔
植木智子さん似顔絵♪

 ファミ通.comで『メタルマックス2:リローデッド』エンディングテーマPVが公開になりました。

 歌うtomokoさまとは、2011年3月6日に行われたメタルマックス3ライブの後の飲み会で初めてお会いして、創作意欲を刺激され、ちょうどミヤ王氏が持参していたiPadに指で似顔絵(上の絵二枚目)を描いていたのですが、
 今回、メタルマックスの音楽を手がけてこられた門倉先生から、あれを使えませんかとのお尋ねをいただき、いやそんなことなら改めて描かせていただきますとお返事して描いたのがあの絵(上の絵一枚目)です♪

 てっきりライナーノート的な記事の端っこにでも載せられるのかと思ってたのですが、まさかこういう形で世に出るとは;
 光栄です。

 ご覧になっておわかりのとおり、tomokoさまはマンガのヒロインにしたくなるようなステキな容貌で、この絵のほかにも他にも正面顔や全身像も描きました。
 お目にかけられるかどうかはわかりませんが、また描いてみたいと思います。
 あ、お声と歌がステキなのは言うまでもありません。
 私も心より応援申し上げております。どうぞよろしくお願いします♪
『電子カルテは電気羊に食べられる夢を見るか』(加藤五十六・著/サイエンティスト社・刊)
『電子カルテは電気羊に食べられる夢を見るか』

 もうすぐ、この2011年11月15日に出るエッセイ本

『電子カルテは電気羊に食べられる夢を見るか』(加藤五十六・著/サイエンティスト社・刊)

 なぜ山本貴嗣の本でもないのに「拙著」のカテゴリに入れてるかというと、イラストが私だからです♪
 著者の加藤五十六氏はお医者さん。
 2010年2月20日のこのブログ
 『肥満自転車』
 でもご紹介申し上げましたのを、覚えておられる方もおいででしょう。
 同書(『肥満自転車』加藤五十六・著/エイ出版社)はあの加藤直之先生がイラストを担当されました。

 五十六先生と私とは学生時代からの友人で、昔から医学考証(と言っても私は医療モノは描いたことがありません。怪我の手当てとか、事故の傷害とかそういうこと)で相談に乗ってもらったりもしてる仲です。
 たとえば阪神淡路の震災で有名になった「筋挫滅症候群」なども、『最終教師』執筆の頃(80年代半ば?)に教わってました。
 山本(私)の友人で名前が五十六というのもなんの奇遇か(笑)、実は今回の本の打ち合わせの最中も、レイアウトを担当されてる会社の方からのメールの冒頭に
「初めてご連絡させていただきます。
山本五十六先生の本の制作をしております、株式会社~~の~~と申します」
 とあって、思わず笑みがこぼれました(メールのタイトルはちゃんと「加藤先生の著書」になってるんですよ)♪

 それはさておき、今回私不肖山本がイラストを担当させていただきました本の内容は、サイエンティスト社のホームページの同書新刊案内『電子カルテは電気羊に食べられる夢を見るか』でご覧いただけます。
 内容は311以前に書かれたものですが、電子カルテにまつわる諸々の問題を読むと、色々今の日本のかかえる問題と重なる部分もあって考えさせられました。
 五十六先生はユーモアあふれる人ですが、根はまじめなお医者さんですので、内容に少し専門的で一般の方にはとっつきにくい部分もあるかもしれません。ただ、けして専門家や医師だけに向けて書かれたものではなく、普通の読者も視野に入れた一冊です。
 SFにも造詣の深い方で、タイトルは有名なフィリップ・K・ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のタイトルをもじったものです(笑)。私のような世代のSFファンには有名な作品ですが、ご存じない方には、あの映画『ブレードランナー』の原作と言えばおわかりいただけるでしょう。

 興味のある方はご覧ください。

 えっ?ちょっちょっと待てよ、発売予定の11月15日っつーと愛猫ミケコの命日なんだけど。
 うーん、これまたなんの奇遇か(って全然関係ないですね)(笑


追記
 同書は電子書籍としてシナノブック.ドットコムでも購入可能です。

追記2
 昨日15日にアマゾンで見たら発売予定は20日でした。奥付どおりですか。


「永遠の師は道そのもの」
「永遠の師は道そのものなのだ。
 ひとたび道が目的地であり、あなたは常に道の上に在り、目的地に到達することではなく、その美しさと智慧を楽しむことを悟れば、人生は仕事でなくなり、それは自然でシンプルに、それ自体で歓喜となるのだ」
                                   
                                   (ニサルガダッタ・マハラジ)

 『アイ・アム・ザット 私は在る』
 (モーリス・フリードマン/スダカール・S・ディクシット/翻訳・福間巌/ナチュラルスピリット・刊)より
レンズ難
 久々にかかりつけの眼科で検診を受けてメガネもチェックしたら、パソコン作業用の分が度が合ってないことが判明。
 どうりで最近首の後ろが凝ったり頭痛がしたりするわけです。
 しかし先週行った眼鏡屋では、タイの洪水でH社のレンズなどは全滅状態だと言ってました。
 作業用に新調したいのですが、完成は何日遅れになるのか??
 ともかく眼鏡屋に行ってみますー;
無礼討ち
 時代劇でよく侍が町人などを「無礼者!」とか言って、ノリで斬り殺してますが

 時代考証に興味のおありの方はご存知のとおり
 そうそう気楽に斬っていいもんではなかったようです。

 実は私のつまの実家も、元御家人でして
 江戸時代も末期に「無礼討ち」をやってしまい
 お上にきちんとレポートを提出したんですが
 サラリー半額にされてしまい、困窮するはめになったそうです。
 おまけに会社(江戸幕府)自体がほどなく倒産で、踏んだり蹴ったり。
 仕方がないので植木職人の年季奉公に行かされちゃったとか。

 でその最後の子孫であるつまが水のみ漫画家の嫁になってるわけですな。どっとわらい。


 ちなみに山本家も先祖は武士でじいちゃんのじいちゃん?はかなりな剣の腕前だったようです。
 木刀で切りかかる息子をキセルであしらってたそうです(息子って幼児じゃないですよ無論)(笑)。
 息子の木刀をきせる(当然金属製と思われますが)で受けると、息子の腕がしびれて木刀を落としたそうです。
 昔はるき悦巳先生のアシだったころ、話したら笑われたんですが(ちょっと悲しかったですよ正直)その後、幾人も武術家の方々とお付き合いするようになって、そういうことも可能な人間がいくらも存在したことを知って安心したものです。

(2007年1月28日の旧あつじ屋日記より)
サルヴェージ
 2002年七夕の日に正式スタートした私のホームページ「あつじ屋」ですが
 最初「雑文」コーナーとして日々思うところをアップしていました。
 その後この「あつじ屋日記」のような外部のブログが利用できるようになって、「日記」コーナーと合体させ、廃止しました。

 しかし、最近昔の保存ファイルを開いて再読すると、古くてもはや無用と思われる記事と、今でも読むと笑えたり興味深かったりする記事と両方で、このまますべてを葬るのはもったいない気がしてきました。
 というわけで、何点か採録という形で、このブログに残していきたいと思います。
 どうぞよろしくお願いします♪

 
「ちゃ」
 これまでにも申し上げてきましたが、私の田舎は山口県の防府市です。
 御国言葉に「ちゃ」があります。
 「ちゃ」というと、高橋留美子先生のマンガ『うる星やつら』のヒロインであるラムちゃんの話すセリフの終わりについたことで、全国的に有名になったフレーズだと思います。

 防府だと「・・・ちゃ」は呼びかけの時に使います。
「山本ちゃ」
 と言うと「山本ってば」とか「山本よう」みたいな意味になって。

 あと例えば誰かが私を指して
「あれが山本ちゃ」
 と言う場合は「あいつが山本だよ」の「だよ」の部分に相当します(「だってば」に近いかもしれません)。

 亡くなった祖母などは、何か呆れたことがあったりすると「ちゃっ!」と単独で使っていたりもしました。
「なんとまあ」とか「まったくもう」とか言った意味です。

 とは言え、私は1977年に初めて高橋先生とお会いしてから(当時はどちらもまだアマチュアだった)一度も彼女の前で山口弁や防府弁?を使ったことがありません。そもそも同郷人と話すとき以外は標準語です。
 つまり高橋先生が私の山口弁を作中に取り入れるということは、ありえないのです。

 さて、ではラムちゃんの「ちゃ」はどこから来たのか。もしかして高橋先生の故郷、新潟でもそういう方言があるのか。
 あるとき、むくむくと疑問がわいて、ご本人に電話をかけました。
 「あー、あれは私の故郷の言葉じゃないですよ」
 高橋先生曰く。
 要約すると、先生が最初に「・・・ちゃ(あるいは「だっちゃ」?)」言葉を目にしたのは井上ひさし氏の小説だったとか。同じく高橋先生の作品に、ラ○ちゃん以前に「だっぴゃ半魚人」というキャラがありましたが、ラムちゃんが「だっぴゃ」では可愛くないので「ぴゃ」ではなく「ちゃ」にしてみたとか。
 もはや何十年も前のことで詳細は確かではありませんが、だいたいそういう経緯だったようです。
 もしかすると佐渡の方では「ちゃ」と言うかもとのことでした。
 「うる星」連載中は、色々な地方のファンの方から
「うちの田舎でも『ちゃ』と言います」
 というファンレターをもらったそうです。

(この記事は2004年6月の私の雑文を元に再構成しました)
巨匠とデジコミ(デジタルコミック)
 先日、時代マンガの巨匠・平田弘史先生のデジタル作画(私などよりずっとご年配にも関わらず、進取の気性が旺盛で早くからパソコンを作画に導入しておられた)の話をしていて思い出しましたが
 2004年に書いた私の雑文に
「先日友人から聞いた話では、ある本の略歴年表で、平田先生が『CGを導入したが自分で描いた方が早いと5年で見切りをつけ』たと書かれていたとか。えーホントにー?」
 とありました。
 その後どうしておられるのでしょう??
 かつては知り合いのイラストレーター(デジタル作画でも巨匠)さんがマックの新製品発表会みたいな所で平田先生とお会いしたりしてたそうですが、もう随分昔になるんですね。


追記
 マイミクさまからTwitter経由で
「平田さんといえばMacOS9が好きでMacOSXが嫌いで「もう9動かないならいらん!」となった、とも漏れ聞いております 」
 との情報が!
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