あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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2007年もお世話になりました
anne-sketch-b

 皆様へ
 今、私、超カタギ時間に体内時計がなってまして、まだ夜の8時(2007年12月31日)だと言うのにそろそろ布団が恋しくなってきました。
 意識もうろうでアップすると粗相があるといけないので、早めに日記をアップします。
 実は先日、うっかり知り合いの漫画家さん当てのメールを担当さんに送信。そんなボケ生まれて初めてでしたが、眠くてつい大ポカを;
 たあいない内容だったからいいようなものの
 もう二度と眠いときはメールしないと誓いました。

 ので、そろそろ今宵は引き上げます。
 2007年は本当にお世話になりました。
 お付き合いくださった皆様に心より御礼申し上げます。
 2008年もどうかよろしくお願いします。
 新たな年が私にも皆様にも、すべての命に実り多い年でありますように。愛と敬意と感謝をこめて。
                      山本○嗣♪

 2008年の年賀状画像は夜中(元旦夜明け前)に起きてからアップしたいと思います。ではでは
新作オープニング2(無論冗談です)
ultramanko-opening

 寝る前にちょっと冗談で作ってたらできちゃったのでアップ(笑
 タイトルは私が二十年以上前に描いた短編からです(無論このタイトルでは執筆しません。発表までのコードネームと思ってください)。
http://www2.ttcn.ne.jp/~atsuji-ya/ultramanko.html
 このページをホームページにアップしたのも、もうずいぶん昔で、まさかギャグでなくシリアスで現実化する運びになろうとは当時夢にも・・・

 ではあらためて音楽

♪たらちりたらちりたらちり
 にゃんにゃーんにゃにゃんにゃんにゃにゃにゃにゃーん
 うにゃにゃにゃーん
 あにゃーん
 わにゃーん♪

もお寝ろ!オレ!
少しだけ大掃除(それは大掃除じゃなくてただの掃除)
 仲良しの友人から、部屋汚いと運気落ちますよと言われて、せめて仕事机の足回りだけでもきれいにしてみました。
 とにかくいらないもの多すぎ!この部屋!
 まあ元々掃除嫌いの上にここ数ヶ月、怒涛のコンテ攻勢でそれどころじゃなかったんですよね。
 とはいえ、正月あけ4日までゴミの回収は来ないので、あまりしゃかりきになってもどうにもならないですし、ちょびっとずつやります。

 山口県の実家から故郷の名物、夏みかんマーマレードのカンヅメが届きました。秋口に頼んだら製造元がみかんがとれるまでできないって話で、収穫待ちだったんですよね(製造年月日偽造の対極か)(笑)。
 パンにつけて食べるの楽しみ~~♪

 仕事はというと、変身ヒロインのボディデザインやってます。
 イメージラフは腐るほど描いてきましたが、決定稿を作らないと描き出せないもので。
 具体的に何をしてるかと言いますと、模型屋さんなんかにあるフィギュアって言うのか27センチくらいの無地の人形に装身具なんかのデザインをマッキーで描き込んでるんですが(余裕があれば後でプラカラーで清書も)
 私普段はその種のアイテム買わないんで、これ用に一個通販で取り寄せました。
 頭部は複雑で立体的なんで、どうしたものか思案中です。
 東急ハンズは近くにないし、町に一軒だけあった模型屋はつぶれたし・・・

追記
 ヒロイン頭部<紙粘土などでイチから構築はあきらめて、植毛済みのヘッドを買ってチックで固めてみることにしました。つってももう届くのは正月明けでしょうが♪
 サイドのパーツは自作しかなさそうです。
新作オープニング(冗談です)
ANNE071228

新作下絵スタートで頭の中で昨日からウルト○セブンのオープニング鳴ってまして。

♪たらちねたらちねたらちね
にゃんにゃーんにゃんにゃんにゃんにゃにゃにゃにゃーん
わにゃにゃにゃーん、うにゃーん、わにゃーん

(一瞬の間のあとオーケストラすたーと)

 にゃーんにゃーんにゃにゃーんにゃんにゃんわんにゃにゃーん!
 うんにゃにゃーん!
 にゃんにゃんにゃん!ぱおーん!
 にゃんにゃんにゃん!ぱおーん!
 み~~けねこうにゃにゃ~~ぱおんぱおーん!
 うにゃ~~わ~にゃ~にゃ~~♪

すみませんギャグではありません。猫耳もついてません(バカ

追記
 これを見たつまが
「おまえ本気だな」
 うん。
 画像は冗談だけど、この燃える創作意欲と喜びはマジで♪
 ちなみに画像は起き抜けに1時間くらいで作ってみました。がんがん行きますー!!(もう誰も止められないぜ)
コンテがGO!
anne071218

 今月始めから打ち合わせしてました企画のコンテが今日
 無事担当さんのOKが出まして作画にGO!になりました!
 これで心おきなく創作しながらの年越しに入れます!ばんざ~~い!!
 今夜はもう気が緩んで疲れが出てダウンですが
 明日からまたがんばります!
 応援くださった皆様、本当にありがとうございました!
 隅々まで「山本の描きたいワールド」が充満した新作です!
 ではではまた~~♪
愛を語るひまもなく・2
前回の日記に補足

『成功の9ステップ』ジェームス・スキナー著・幻冬舎
 から

「中村天風は、『運命を拓く』において次のように表記している。

「いやしくも人を傷つける言葉、勇気を挫(くじ)くような言葉、あるいは人を失望させるような言葉、憎しみ、悲しみ、嫉(ねた)みの言葉を遠慮なくいっている人間は、悪魔の加勢をしているようなものだ!そういう人間は、哲学的にいえば、自他の運命を破壊していることを、平気でしゃべっている。だから何遍もいうように、
人の心に勇気を与える言葉、喜びを与える言葉、何ともいえず、人生を朗らかに感じるような言葉を、お互いに話し合うようにしよう」」

 蛇足ですが私はどうも、経営者や企業人向け成功哲学の書籍と言うのは、イマイチぴんと来ないとこがありまして
 同書も人から薦められて一回読んだきりなんですが
 この下りはとても共感してココロにとどめています。

 だから日記やブログでも、なんだか世の中のアラを探して暴き立てたり叩いて楽しむ系の内容は書かないことにしています。それは世間に無関心だったり問題意識を持たないことではなく、プライベートでは考えるし最良の道を模索はするけど、他人の非を暴く内容はマスコミを始め、もう充分に「その道の達人」で世界はひしめいていますので
 せめて自分はそうでない、自分の好きなあり方でいたいと思うものです(無論ですが、そういう方を非難する意図はありません。歩む道が異なるだけです)。


♪いいえ私は 明日をも知れず 今日あるだけの一日の花
 いいえ私は 明日を憂えず  今日咲き尽くす一日の花
 惜しみなく愛の言葉を  君に捧ぐ今日も明日も
 惜しみなく愛の言葉を  君に捧ぐあらん限りに 

  中島みゆき『惜しみなく愛の言葉を』より
愛を語るひまもなく
 日々忙しく働いてますが
 今日はクリスマスイブですねー。
 私はクリスチャンじゃないけどイエスさまはファンです。お釈迦様もファンです。あといろいろ♪

 人生で何が大切と言えば愛より大切はないと思うものですが(仏教で言うと慈悲ですか)
 だから本当はもっともっと日々愛について語りたいんですが
 愛とか神とかいう単語くらい誤解されて泥を塗られてるものもないんで
 うかつに語るとものすごーく面倒になっちゃいます。

 ちょうどPCのソフトとかの使用許諾の契約画面みたいに、注釈につぐ注釈になっちゃって、誰も読む気が起こらないような・・・

 だから、愛についてこれを語ろう、とか思っても
 そうなると、ああいう誤解が生まれるからこういうフォローをつけなくちゃ
 んで、そしたらこんな誤解もあるかもなので、こっちの注釈もつけなくちゃ
 で終わらないという・・・;

 だからなんだか今年も語らないで終わってしまいそうな(泣

 いや、本当は愛は語るべきものじゃなくて為すべきもの在るべきものなんですが(可能な範囲で実践してます)。

 でもクリスマスイブなので今日は一言だけ。

 世界中に愛が降り注ぎ、降り積もり、しみわたりますように。
 激しく降ってただ過ぎてしまう嵐ではなく、優しく降り続きしみわたる霧雨のように
 世界に愛が注ぎますように。
 私にもあなたにも、すべての命、すべての上に。

追記
 そんなこと本当はわざわざ私が祈るまでもなく
 絶えず降り注ぐ愛はあります。
 だから
 少しでも多くの人が、その愛を受け取れるように、気づけるように・・・


追記2
 皆様おげきんですか。
 夕方寝てさっき(24日深夜11時)起きました。
 つまは寝てます、。朝まで起きませんきっと。
 クリスマスイヴだからって別に何もありません。うちはそれぞれマイペースです。
 一食目は一人冷凍ピザをオーブントースタでチンしました。
 これから朝まで、いや夕方までずーっと徹夜でコンテです。追い込みです。
  ふふ、でも幸せ♪

 お一人の方もお二人の方もたくさんの方も
 どうか良いイヴをお過ごしください。ではでは~~!
さらば寝台特急・・・
寝台特急ブルートレインが消える? 08年3月のダイヤ改定で東京‐大阪間を走る「銀河」をはじめ、「なは」(京都‐熊本)、「あかつき」(京都‐長崎)がなくなるほか、「日本海」(大阪‐青森)と「北斗星」(上野‐札幌)が1日2往復から1往復に減る。また09年春には「富士」(東京‐大分)と「はやぶさ」(東京‐熊本)の廃止も予定されているとか(朝日新聞11月18日付)。

 というニュースをmixiで見ました。フリーマガジンR25の抜粋だそうです(全文はもっと詳細で長いです)。

 さて困った;
 湘南の住まいから実家の山口県へ帰省する際は
 近年寝台特急を使うのが楽しみだったのに・・・
 と言っても近所の駅では乗れないので熱海まで行って乗ってました。

 私はまだ元気だからいいんですが、田舎の母が体が少し不自由で一年に一回東京の病院まで検診に来る時、横になって移動できる寝台車がラクで愛用してるんですよね。
 廃止されたらどうするのかなあ・・・
 そんなマイナーなユーザーのことなど想定外なんでしょうが
 残念でもあり困ったものです。
 時代の流れには逆らえませんけど。

2005年10月30日1

2005年10月30日2

2005年10月30日3
プリンタ寿命
 仕事部屋のキャノソのインクジェットプリンタの挙動がここのとこ変でしたが
 ついにカラーバランスがいかれました(モノクロ原稿打ち出し用のレーザープリンタではありません)。
 インクカートを変えても認識しないとか、ヘッドリフレシングしても色合い狂ったままとか。
 だいたい寿命が来るマシンの症状出てます。
 この金の無いときに先日は洗濯機壊れて買い換えたばっかちゅーに!
 ちゅーばっかに!
 まあ予備のプリンタあるからいいけど
 年賀状まだ印刷終わってないよー;

 ちなみに我が家は漫画家なので、その種の設備は一般のご家庭とは全然異なってます。
 原稿用のメインマシンのiR2270Fは別格として、今回壊れたほかに、普段のもろもろのプリントアウトに使ってるインクジェットプリンタがA3一台(こいつは昔、カラーバランスがいかれて寿命過ぎてるけど、テキストの打ち出しには使えるから置いてある)、A4一台(パソコンのオマケでもらったやつ)あと今回壊れたプリンタの予備(こういうときのために)のA3プリンタが一台。
 計4台のプリンタが、今回壊れた以外にもあるわけで
 一台壊れてもあわてることはないんですが
 さて、新しいのを入れるには順送りでお別れするのはどれか(まあ先にいかれてたA3プリンタかなー)。

 あ、それはそーとくれおそーと

 先日パーティで当たった籤でもらった
 自販機型冷蔵庫
 来ましたよ。
 缶しか入らなくって数十センチ四方くらい。 飲みかけペットボトルとか入りません。
 使わないなーどうしよー。
 ごついんで売りにいくには車がないと・・・(で私はバイクだけ、とほほ;
勝手な「ふきかえ」二題
恐竜科学図鑑
DINOSAURS A GLOBAL VIEW

 先日の雪の中の猫「あむんぜんでごんす」に続きまして
 また、わがつまの勝手なキャプションと言うかフキカエと言うか。
 時々なんか見ながら一人でふふふふとか笑ってるんで、どうした?と聞くと勝手なキャプションやフキダシを頭の中で考えているようです。

 一枚め
「うちの子は万引きなんかやってません!!!」
 キレてます。話聞きそうにありません。

 二枚め
「そこ勝手に席を立たない!!」
 タイトルは「学級崩壊」だそうです。
 いや、こんなんのに静止を振り切ってのし歩かれては「学級」ではなくて「学校崩壊」です。

 うーむ
 あむんぜんでごんすには及ばないか。
 でも思い出して笑ってる馬鹿夫・・・
『弾(アモウ)』1~2巻増刷♪
『弾(アモウ)』1巻裏表紙

 11月の5巻発売に合わせて1~2巻増刷されるとは担当さんからうかがってたんですが
 本当に出たのかどうか不安でもあったのですが
 今日1~2巻増刷分の印税支払い通知が来ました!
 本も出さずに金だけくれるサンタクロースみたいな出版社はありませんから、マジで出たようです。うれぴ~~!!

 部数は本当にささやかなものですが、それでも
 一巻なんか最初に出たのは平成11年ですから
 こんなに経って何度目かの重版かかるのは、売れっ子でもない山本の作品としては記録です。
 『エルフ17』は80年代に出て、2005年にも出たではないかと言われるかもですが、あれは復刻版(本家白泉社→白夜書房→ジャイブ)であって、『弾(アモウ)』は最初出した出版社のままですから別です。
 今けっこう有名な漫画家さんでも最初の版っきりという方おいでですから
 この重版は感激です。
 
 応援してくださった読者の方々、出版社や書店の方々皆様に厚く御礼申し上げます。

 アマゾンで検索すると1~2巻は18禁扱いのようですが、さっき(2007年12月19日夕方)見たときは在庫ありましたー!!

追記
 画像は一巻の裏表紙ですが
 久々に見て自分で驚いた(と言うよりあきれた)のが
 このショーツ手描きでよく描いたなあ(CG導入して無いころに)って;
 縫い目一つずつ、今こんな根性ありません。
 描けと言われれば描けますが、パソコンでCGも使えるから、ここまでアナログで描くかどうか・・・いやたぶん描かないんじゃないか。
 若いっていいですねホント(馬鹿)(でも40代だったかな、もう


追記2
 恵まれない漫画家に印税をそっと振り込んで歩く「ねずみ小僧次郎吉社」とかいう出版社ないかなー。
 資金はそーねー、あの先生とかあの先生とかんとこから盗んで
 「義社」とか呼ばれて、最後張りつけ獄門で、いろんな漫画家が手を合わせて・・・(やはり馬鹿
企画書完成♪
企画書ラフ071218

 昨日は徹夜で何枚もイラスト描いて、企画書無事完成しました♪
 夜が明けてから5時間ちょっと寝ましたが。
 担当さんとお会いして楽しく打ち合わせ。
 とりあえずコンテにかかることに。

 あー、OKになるかどうかはわかりませんが、昔からやりたくて暖めていたネタを描けるのはとーってもハッピーです!
 うれしいですにゃー!

 しかし

 ふっと夕食前に一息ついてるときに、つまんない4コマネタ(この企画とは無関係、映画やドラマのパロディネタ)を二つくらい思いついて
 商売とは無関係にラクガキみたいのでザザッと描いてブログにでもアップしようかなと思ったら
 なんだか急に気分が悪くなってムカムカして眠っちゃいました。
 どうも全身で拒否反応が出たような・・・

 要するに
 今「描きたいもの」以外余計なものは1コマだって描きたくないんですね。
 体は本当に正直です!(笑)(ですからラクガキ4コマは中止)
キミの名は・・・
猫2007年12月12日

 作品の人物名、とりわけ主役級の名前と言うのは重要ですが
 お話を考えたり設定を考えるのにも、なくてはならないものだったりします。

 ここ数日、先日12月2日「アンヌ・ラクガキ完成」の日記にアップした画像の作品化で試行錯誤してるんですが

 人間の時のヒロインの名前は決まってるし、大体のプロットもとっくに浮かんでるのに、変身後の女神の名前が浮かびません。
 貯めた資料をひっくり返したり、ネットで調べたりしても、どうも決まらず、ずるずると時間が経って行きます。
 今週は頭に編集さんと打ち合わせするので、それまでに色々企画をまとめたいのに;
 もう名前だけで足掛け二日以上・・
 まるでさぼってるみたいだけど、名前に言霊が入らないと動かないんですよねー;

 今回はアフリカ文化圏がベースにありますんで、いつもは言語感覚鋭い妻も守備範囲外で助けになりません。
 スワヒリ語のサイトを見ても参考になりそうになデータはないし、困り果てていたら、ふとつまが
 「人間の時のヒロインの名前とスワヒリ語の「神」と足して割ったらどうだ」
 と言いまして

 やってみると、なるほどこれは座りがいい。
 言いやすいしアフリカの香りもあってこれまで考えた中では一番ハマる。とりあえずこれで仮決めしようとなりました。
 んで、もののついでにちょっと調べてみると
 別系統の某神話体系で愛欲の神の別名と一字違いなことを見つけまして

 うーむ、さすがは霊感女房、きょうもどっか「あっち」のサーバと「つながって」やがるな。

 はー、これでやっと企画書に心おきなく進めます。ありがたや;

 写真は先日散歩のときに写したカット。
 最初3匹日向ぼっこだ!と思ったら後ろにもう一匹いて
 あわててたんで、ピントがパンフォーカスになってません(望遠レンズのせいもあります);
 道一つはさんで写したんですが、ちょうど私の横に親子連れがきて、いっしょに「あ~~ら猫ちゃん」とか言ってたんで
 この子たちみんな緊張してるんです。
 画面から今一マターリ感がないのはそのせいです。すみません;


追記
 ネーミングについて
 形而下的には「名前がつけられるくらい、そのキャラを把握できた」ということとも考えられますが
 
 古来、真の名前を他人に知られると呪的に悪用されたり自分を支配されるという思想がありますよね。逆に敵の名前(人にせよ魔物とかにせよ)を知ることで相手を意のままにしたり。

 私の場合、自分の創造したキャラクターに、名前でもって呼びかける(「××」とか「○○さん」とか)ことができないと、どうもうまくころがらないんです。 別にそう呼びかけて執筆してるわけじゃないですけど。あくまで一つの目安です。
 どうでもいい脇役なら別ですが(通行人Aとか);
 だもんで、この2~3日は苦しかったですー。
 ヴィジュアルなイメージはできてるし設定もだいたいできてるのに名前ができないだけで先に進めない;

 あ、あと「あだ名」も付けられるといいですねー。
 それくらい相手を把握できる、と言うか特徴が明確化できているということですから。
 あだ名が付けられないようなキャラはキャラが立ってない(人物の特徴がきちんとできてない)ということの証(あかし)かもと思います♪

 映画『クイーン オブ バンパイア』の吸血鬼の女王「アカーシャ」は直球勝負な名前でやられたと思いました(笑

 ちなみにアフリカのネーミングは独特ですね。
 私はかなり口がまわるんで奇怪な名前も大好きなんですが、あんまり奇怪で複雑な名前はお客様が受けいれてくださらないので、そのバランスが難しいです;
 たとえば「ンボマ」という名前が言いにくいってんで「エムボマ」って呼ばれた選手いましたよね(記憶違いでしたらすみません)。
 「ンボマ」くらい言えよ!って思ったものです。
 「ンゴロンゴロ高原」みたいに、あっちじゃ「ン」から始まる単語は普通ですからね。日本人の習慣にはないですが、それくらい適応する方が単調な日常にスパイスきいておもしろいじゃん!って(笑
良いは悪い、悪いは良い
 有名なシェークスピアの『マクベス』に出てくる魔女のセリフ。
「きれいは汚い、汚いはきれい」とか
「美しきは醜く、醜きは美し」とか
 いろんな訳があるようですが

 この世はすべて一見矛盾する二つの顔を持っています。
 たぶん、このページをご覧の方は、そんなこと、とうにお解りの方ばかりでしょうけど(笑

「渡る世間に鬼はなし」
「人を見たら泥棒と思え」
 互いに矛盾する格言ですが、一方がウソなのではなく、両方が真実(の一側面)を語っているだけです。
 子どもは、えてしてものごとを単純に捉えて「どっちがホントだ!?」
 とか怒るんですが(笑

「息を吸うのか吐くのか、どっちが真実だ」とか
「食べるのか出すのかどっちが真実だ」
 と言うのと同じくらい馬鹿げた捉えかたです。

 古くからの賢者聖人の教えにもこの種の相矛盾する言葉がありますが、世界の真実を語ろうとするとそうなるのが当たり前で、一面だけを語って一見破綻がないように見えるものこそ、世界を語っていない証拠ではないかと思うものです。
 いや無論あちこち矛盾とボロだらけの妄言とは違いますよ(笑


 ちょっと先日から仕事で、昔集めたアフリカ関係の資料(書籍からネットの検索まで)読み返してたんですが
 おお!
 とか思う格言があったので少し♪

 スワヒリ語の格言に
「舌は歯よりも傷つける」
 というのがありまして
 物を噛む歯よりも言葉が人を傷つけると言う意味なんですが

きつい言葉は骨を砕かない
きつい言葉は骨をも砕く

 正反対の格言もあります。


 前者は言葉で人から傷つけられた人に。
 後者は言葉で人を傷つけた人に。
 おお、人類の叡智!とか思いました(最初読んだときも、数年ぶりに昨夜読んだときも)♪
漫画の紙媒体と電子媒体に思う・2
千夜子ペトロヴァ

 先日の日記に補足。

 業界関係者には言うまでも無いことで、一般の方にもご存知の方がおいででしょうが、普通雑誌におけるマンガの印刷は白黒ページに関しては原則「モノクロ二階調」(いわゆる「活版」印刷)つまり白か黒かのデジタルで行われています。
 墨絵のようなグラデーションで濃くなったり薄くなったりということはなく(それは「グレースケール」「オフセット印刷」と言います)一見灰色の部分がありますが、拡大すると細かい白黒の点か線で表されているのです。

 理屈よりご覧になるのが早いので画像をご覧ください。
 拙著『弾(アモウ)』の一こまですが。

 左が「グレースケール」右が「モノクロ二階調」
 後ろのソファが左が白いのは塗る前だっただけなので無視してください。

 普通「モノクロ二階調」というと、細かい白黒の「点」で表わされているのですが、私は「線」で処理します。
 ただの好み、個性なのですが、今のマンガ界でこの「線」処理をしている変わり者は私くらいかもしれません(笑
 それはさておき

 これは純粋にパソコンの中での作業で、手描きの「執筆」ではなくて「処理」というのが妥当かもしれませんが(笑
 この工程は、まず「グレースケール」の絵を作ってから、普通のマンガ雑誌の印刷に合うように「モノクロ二階調」化処理をほどこすのです。
 ただ「モノクロ二階調」処理するだけなら簡単ですが、ゴミ取りという細かな汚れの修正が面倒です。かなりな手間です。

 無論例外的に「グレースケール」「オフセット印刷」で印刷するマンガ雑誌もありますが、あくまで例外。
 一方雑誌ではなくマンガの単行本になると原則みんな「グレースケール」印刷です。

 つまり「モノクロ二階調」の活版印刷は雑誌掲載時のみのものなのですが

 ケータイやPCで見ることが出来る電子書籍の場合
 この「モノクロ二階調」処理をする必要がないんですよね。むしろしてある方がケータイやPCのディスプレイでは変な模様が出たりして(モアレと言います)面倒なくらいで。
 つまり「グレースケール」段階のきれいなぼかし具合のままで「完成原稿」になり、読者の方にもその状態でご覧いただけるわけです。

 ささいなことかも知れませんが
 電子書籍の利点だと思います。

 無論「活版」(モノクロ二階調)には「活版」のメリハリの良さもありますけど♪
漫画の紙媒体と電子媒体に思う
アンヌ・ラクガキ071212

 寒いですねー。
 私いくら布団かけても目が覚めるとバンザイしてたりして肩口冷えちゃうんで困ります。一昨日なんかすっかり寒くなって夜明け前に目が覚めてしまいました。
 前腕部も冷えるしー。
 だもんで腕には暖かいうで抜きしてパジャマ代わりにフリース重ね着して寝てます(寝間着じゃねえよそれ!)。
 まあなんとか♪
 皆様もくれぐれもご自愛ください。

 ところで話は変わりますが、最近はマンガも、紙媒体の作品発表だけでなく電子書籍(いわゆるネットにおけるダウンロード販売、ケータイ配信)もさかんになってきました。

 紙媒体の場合、雑誌一冊つくる手間と金は莫大なもので、四六時中イス取りゲームが繰り広げられています。
 一冊に掲載される作品数は決まっていますから(どんどん厚くなって重くて持てないような雑誌は誰も買わない)
 Aというマンガが新しく載るには別のBというマンガが消えなくてはならない。

 昔、東京で新古書店問題の会合が持たれたとき、漫画家の某御大が
「私たちは敵同士じゃないんですから」
 と集まった漫画家相手に言われましたが
 それは半分ほんとで半分ウソだろうと思ったものです。
 C先生急病でワクがあいたので、本当は載る予定じゃなかった新人Dさんが載るなんてことはままあるわけで、あいつ死んでくれたら俺載れるのに、みたいな思いを持つ人もいるでしょう。
 その点で、同業者は戦友であり同志であり、一方でライバルであり敵でもあると言えるわけです(そういう局面があるということです。そういう視点を私は好みませんが、ないと言ったら奇麗事であり、ただのうそつきでしょう)。

 電子書籍の場合、サーバーの電脳空間のみですから、在庫を置くスペースもいらないし、一人入ったから一人抜けろってこともない。
 コンテンツはいくらでも自由がききます。
 売れ残ったから倉庫を借りて保管したり、保管しておくと金がかかるので断裁して処分するとかもいりません。
 本来そうあるべきであったフレキシブルさが可能になり、何を誰が読むかは編集者ではなくお客が決めることが、少しでも可能になるのではないかと思われます(無論あらゆる駄作を無制限にアップはできませんから、最低限の編集サイドの管理は必要です。けしてゼロになるとか言うつもりはありません)。
 だいたいおもしろい話なんて半分は天からの授かりモノみたいに唐突に思い浮かんだりするもので、それが今仕事中の雑誌と読者に合うかどうかなんてわかりません。
 不特定多数の読者さんに見ていただいて選んでいければ一番なんですよね。
 自分も創作人生を振り返って、今仕事してるとこと合わないからってどれほど描けるネタを涙を飲んで未発表にしてきたことか(泣
 もうね、限られた人の一生(先日の三山先生など見るとつくづく)やりたいこと、描きたいことは可能な限りして生きたいものだなあと。
 死ぬ前に「あれしたかったなあ」よりは「こんなことしちゃったよ」の方がまだいい。いや無論「あんなことしなきゃ良かった」て場合もありますけどね(笑

 近年まったくのアマチュアさんが書いた小説がネット経由で大ヒットなどというのも、編集者ではなくユーザーがダイレクトに選ぶことが可能になった時代の象徴的なできごとではないでしょうか(中にはシコミとかヤラセでうまく持っていったものもあるのかもしれませんけど)。

 一方で、好きな作品はちまちましたケータイ画面やディスプレイではなく、実態のある書籍として手元においておきたいという方もおいでで、その点で紙媒体の単行本も当分なくなることはないでしょう。

 非常におもしろい新世紀が訪れてきたなあと思います。

追記
 アンヌラクガキ画像追加しました。
 一見二枚とも同じようですがフォトショップでの処理が異なります。二枚目の方が、より意図したイメージに近い動きになってます。実験中なので色々失敗したり成功したりですー;
アンヌラクガキ071212・ヴァージョン2
パーティの抽選
有楽町2007年12月10日

御大がた

抽選結果

 昨夜12月10日は、毎年恒例集英社の手塚賞赤塚賞受賞者を祝うパーティでした。
 私も湘南からはるばる上京しまして
 もっともパーティと言っても忘年会兼業界関係者の再会、営業的なニュアンスが濃いものですが
 受賞者の新人さんがたは、当然見知らぬ若い方ばかりです。
 そう言えば私の親友に20年くらい昔の赤塚賞準入選?だったかの受賞者(その年の赤塚賞では最高位)がいまして、お互い知り合ったのは近年なんですが、たぶん表彰された時見てるんですよね私。全然覚えてませんけど。

 昨日は寒くて、会場に着くまで携帯用ウィンドブレーカーをリュックから取り出してはおって歩きました。
 有楽町は綺麗でした。

 会場では師匠の小池「子連れ狼」一夫先生始め、何人かの旧知の方々にご挨拶♪
 永井豪先生にはキューティハニーライブは脇役の黒めのスレンダーなお嬢さんがマイフェイバリットでなどと余計なことを申し上げ、秋本先生とは新年会での再会を約し、そのほか友人知己と色々♪あ、マイミクさまもおいででした。
 荒木ジョジョ先生は秋本先生の30周年パーティで一度しかお会いしてないのに、私のことをご記憶だったのが驚き・・・(荒木先生だと思うんですが、人違いじゃないよな)(汗)。

 画像はちょっとピンボケ手ぶれ状態ですが(ノーフラッシュですし)
 御大がたの歓談の図。
 左がちばてつや先生(私がボケてなければそのはず)(汗)その右の白髪にサングラスのごついのが小池My師匠。少し右のサングラスが藤子A先生で後ろ頭でお話中が永井先生です。

 手塚賞赤塚賞のパーティは毎回抽選があります。
 すでに何度も日記などで書いてきましたが
 私が最愛のつまと結婚するきっかけになったのは
 25年前の同パーティで一等のグアム島旅行が当たって、当時付き合っていた今のつまと、そのまま翌年新婚旅行にして結婚しちゃったからで
 あれがなかったら私たちはあのままなしくずしに別れていて、私の人生も作品もまったく異なったもの(少なくとも質的にはずっと貧しい)になっていました(経済的には今でもアレですが)(爆)。
 ふだんはほとんど目だった行動は(人間には)見えない「天」(神でも宇宙でも好きに呼んで下さい)ですが、たまーにそういう豪快な介入をされるのが人生のおもしろいとこだと思ってます。

 きのうもおそらく1000人は超えるお客さんがたでしたが
 抽選の賞品はご覧のとおり。
 三等の発表に続いて二等の「iPodnano+iPodSports Kit」まで行ったところで「久々になんか当たるかなー」とか思ったら
 当たっちゃいました「自販機型冷蔵庫」。
 あー、こういうところで運使いたくないってえか、運は仕事で使いたいんですが
 脳裏を変な欲が動いちゃったんでしょうか;
 賞品はごつくて持ち帰りできないので後日別送ということで目録だけもらいました。

 十年以上昔、ウルトラジャンプの新年パーティで当たった「東京湾遊覧船ディナークルーズ」(つまと二人で行きました)以来のごつい景品?
 いや今年の新年会でカラオケマイク当たったか。

 賞品当たらなくてもいいから自分の漫画当たってー!!!


追記
 先日も日記で描きました漫画家三山のぼる先生の訃報。
 意外と知らない漫画家さん編集さん一杯おいででした。
 まだ広まってない情報のようです。
猫二題
友人宅の猫♪

岩合先生のカレンダー2007年12月

 唐突ですが楽しかったもので
 ネコのカット二点

 一枚目は友人のお嬢さんがくれた絵。
 小学生のお嬢さんにサインを求められたので愛猫のミケコの絵を描いて差し上げたら、お礼にこんなFAXが。
 友人の愛猫なんですが、お嬢さんがあやしてるところの絵。うまいよ!お嬢さん!
 よく似てるし愛があって、見てると幸せになるので、了解を得てお名前は消してアップしました。

 もう一枚は我が家の今月のカレンダー。
 名匠・岩合光昭さんの日本の猫カレンダーですが
 このカットに私のつまが勝手につけたタイトル
「あむんぜんでごんす」
 
 くだらねーですが思い出すたび笑ってる馬鹿亭主です♪
さまよえるボタン
 さまよえる湖、ロプノールってのがありましたが
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 なぜか出たり消えたりします。
 友人のFC2ブログもそうです。
 私は何もいじってないんですが、まるでテレビゲームのランダムに発生するイベントのごとく、アクセスするたびに異なります。
 いくつか表示された日記のうち一つだけにボタンが現れていてあとはなし、なんてことがしょっちゅうです。
 お読みくださる方には混乱なさっておいでの方もいらっしゃるかもですが
 まことに申し訳ありません。
 FC2ブログそのものの不安定さが原因と思われます・・・
 拍手コメントにいただきましたメッセージはちゃんと拝読しております(消えてないと思うんですが・・・;
戦闘天使誕生
保育士P嬢

 「あつじ屋」BBSの昔馴染みの中にはおわかりの方もおいでかもですが
 さる麗しき乙女がこのたび保育士の資格をお取りになりまして
 OLから転職、幼稚園の先生になられるそうです。
 めでたや。
 並外れた容姿とやさしい心の持ち主で、さぞ輝くばかりの保育士さんとなって園児たちを愛で育むことでしょう。
 幸せ者だな園児たち・・・

 とか思ったんですが待てよ。

 私の知り合いの女性で、めっちゃステキでよくできた愛妻家のお父さんをお持ちの方がいまして、若いころどんな男を見てもお父さんよりつまんなくて、長いこと恋に不自由しておいででした。
 これがまあステキなお母さんを持った息子でも、同様のことが起こるわけです。
 いわゆるマザコン、ファザコンってやつですが。

 さあてね。

 この園児たちどうなるでしょうか。
 何しろ類まれな美貌とナイスバディ、蜂のようにくびれたウェスト。
 そして抜群の運動神経と戦闘能力。
 壁に向かって走って2~3歩壁を駆け上がってバク転して立つ能力。
 ブロックを割るキック力。
 後ろから抱きついた敵の顔面を、香港映画のアクションみたいにハイキックで蹴り飛ばす柔軟性。
 そして優しい思いやり深いハート。

 そういうありえない要素が一人の肉体に集結した乙女ですから

 まあ、その先生を見慣れて育った(刷り込まれてというべきか)男の子たち、将来恋する年ごろを迎えても、たいがいの女性を見ても見劣りするでしょうねたぶん。
 きっとまともに恋ができなくて苦しむんですね。悩むんですね。
 いやー楽しみですね幸せですねふふふふふふのふ♪

 すみません、アガペーじゃなくてダークサイド下ろしちゃいました。
 P嬢と園児たちの人生に幸いあれ。
山田氏と語る三山のぼる先生の思い出
夕方、旧友の漫画家山田Dr.コトー貴敏氏から電話があったので、三山のぼる先生の訃報を告げると仰天して
 全然知らなかったようで絶句。
 それからひとしきり思い出話になっちゃいました。

 私や山田氏にとって、若いころ三山先生の絵はあこがれで、二人とも
ブリキ細工のトタン屋根
 は、何べん読んだか知れません。
 山田氏は同じ大学の漫研の後輩です。一年下ですが、彼は一浪なので同い歳です。彼のアマチュア時代には何度か手伝ってもらったこともありました。彼より画力のあるアシスタントは出会ったことがありません(アシスタントと言っても師弟関係ではありません。たまたま手伝ってもらっただけです。デッサン力なんかは当時からかないませんでした)。

 私より数年遅れてデビューした山田氏でしたが、少年マガジンで受賞して連載が決まったころ
「自分は三山先生の大ファンで、できることならお手伝いさせていただけませんか」
 と自分の受賞作のコピーをモーニングの編集部に持ち込んだそうです。
 んで、合計三回くらい手伝いに行った(彼が三山先生のアシスタントに臨時で行ったことは聞いてましたが、私てっきり編集さんに呼ばれて助っ人で行ったと思ってました。自分から売り込んで行ったとはびっくりです)。

 当時山田氏が22~23歳くらいでしたから、三山先生は26~27歳でらしたわけで
 それであの『ブリキ細工・・・』の絵かと思うと絶句します。やはり天才です。
 最小限のラインで最大限の効果。
 ザクザクッと描いてトーン貼って削ると、太陽にきらめく海原とかになってて、感動したよねーって、しばし山田氏と語り合ってしまいました。

 山田氏は三山先生の流麗で速い執筆に驚愕したそうです。
 見開きページにマルがただ二つぽんと描いてあって、三山先生は左手に真横のバイクの資料写真を持って、下絵なしでどんどん、下から見上げたアングルのバイクを描いていく。マルはタイヤだったんですね。
「いつもはこんなことしないんだけどねー。今回時間なくて」

 神技だと思ったそうです。
 
 山田氏がぱっと見て、この背景なんかおかしくネ?みたいなのに
 三山先生が62番のトーン貼って削りこんでいくと、見る見る立体の見事な風景ができていく。
 割り箸の側面にインクつけて、ベッと引くとコントラスト抜群の椰子の木ができる。

 ああ、自分は永久にこの人にはなれないなと思ったそうです。

 山田氏も画力のある人でしたから(今でもあります)三山先生も憎からず思ってくださったようで
 背景の小物を何点か描いたら
「ああ、これなら表紙(連載漫画の一枚目のタイトルページ)いけるよ」
 と言われて、表紙をまかされて
「ラフに描いてね」
 と言われて、山田氏は汗だくで描いたそうです。
「ああ、こんな感じ」
 と言って三山先生は自分でトーンを貼って、少し手を入れて完成させたそうです。

 蛇足ですが、漫画や絵に関心がおありでない方のために補足しておきますと、「ラフに」というのは、細かく丁寧にではなく、短時間で簡略にポイントを押さえてという意味で、センスのある限られた人にしかできません。才能が多少なくても、丁寧に時間をかければある程度見られる絵は描けますが、ラフに描いて絵になるのは、本当にセンスのある人だけ。
 普通の人がまねするとただ「雑」な絵ができるだけです。

 仕事終わって最後に
「サインください」
 と言ったら
「やだ」

 奥様が
「いいじゃない、サインくらいしてあげなさいよ」
 と言われたのですが
「やだもん」

 私の知り合いの漫画家さんが数年前に編集さん経由でサインをお願いしたときもいただけなかったそうですが、けしてタカビーとかじゃなくて、たぶんシャイな方なんでしょうね。


 山田氏に向かって三山先生は
「サインはあげないけど、また手伝ってね」
 と言われたそうです。
 それはものすごく光栄なことだと思います。彼の腕を買ってくださっていたという証(あかし)でしょうから。

 色々思い出話を聞きましたが、電話の最後に山田氏に
「これいい話だから口外していい?」
 と聞いたら
「いいっすよ」
 と言うので

 ここにこうしてアップします。

 私は人様を貶めたり非難する記事は書きたくありませんが、この話は三山先生の制作風景を伝える貴重な証言であり、三山先生、山田氏、いずれの方にとっても誉れにこそなれ失礼やマイナスな内容ではありえないと思います。
 せっかくの内容を、このまま一人胸に秘めておくより、ステキな業界裏話、歴史の一こまとして公開したいと思います。

 三山先生は私にとって、年齢別の女性の肉体を魅力的に描き分けられる、唯一無二の絵師でした。尊敬する希代の名手でした。
 心より敬意と感謝を捧げます。
 ありがとうございました。


追記
 実はかく言う私、山本も、駆け出しのころ光文社のジャストコミックで仕事してて、三山先生が緊急にアシスタントが入用で、編集さんから打診を受けたことがあって
 行きたいのは山々だったんですが、ちょうど風邪を引いてしまってお流れになったことがありました。
 今思うと残念です。
 確か先生と一度だけ電話してお声を聞いたような記憶があります。


追記2
 山田氏もうまくて速い人でしたが、その山田氏が追いつけないくらい三山先生は速かったそうです。
 当時私(山本)は自動車が苦手で、三山先生のザクッと描かれた自動車の絵を、ちょうど手伝ってたという山田氏に
「この車、三山先生資料写真見て描いたんだよね?」
 と聞いたら
「いや、何も見てなかったっすよ」
 で、仰天した覚えがあります。
 四半世紀も昔の思い出です。


追記
 三山先生の追悼本『レクイエム』について、「三山のぼる『レクイエム』」の記事を追加しました。
同人版アーニス完結編コンテ完成
アーニスママ

11月28日に創作意欲が湧いて
同人版アーニス完結編コンテ描こうかなんて書きましたが

「60ページくらいかな」
 なんてつまと二人で言いましたが

 昨日からコンテ描き始めて今朝方起きてクライマックス描いて
 ジャスト60ページになりました♪

 推敲して微調整はあるでしょうが、ほぼ決定♪
 むー
 あとは描くだけです。
 仕事の合間をぬって少しずつでも進めて、来年暮れにでも本にできたらいいなあ(遠い目

 添付画像は連載当時のアーニスママです。80年代の絵だったかしらん・・・
「痃癖」(けんぺき)追加記事
今年(2007年)7月20日に「私の体調不良→新発見」という記事をアップしましたが
 お読みくださる方から色々メッセージ、コメントをいただきましたので、少し追加記事をアップします。

 「痃癖」(けんぺき/肩癖とも書く)ってのは東洋医学の用語のようで、首や背中が張ったり腹筋がこわばる症状を言うようです(専門家ではありませんので厳密な定義はわかりません。ネットで検索しても、色々と異なる記述があります)。

 私は体の片側のおもに背中、脇、肋骨のサイドから下の縁に沿ったあたり、腹筋、へそのサイド、下腹部さまざまな部位が、同時に、あるいはばらばらに痛んだり張ったりする症状が昔から(もう十年近く?)ありまして、全然出ない時もあれば何ヶ月も続くときもあります。
 だいたいは右半身に出るんですが、たまに左半身なこともあります。
 当然なんらかの内臓疾患を疑い総合病院で血液検査、CT、レントゲン、胃カメラなどなど、これまでにも何度かやってるんですが、一度として異常が出たことがありません。胆嚢にちっちゃなポリープはありますが、切除するほどのものではないとの診断でそのまま定期的にチェックしてます。

 で、前にも書きましたが、数年前に私が「うつ」を患っていたころは、「希死念慮」とペアで現れる時もあって困ったものです。いわゆる「死にたい」ってやつですが、私は自殺にはいろんな意味で反対な人なので、死ぬ気はないんです。ただあんまりしんどいと、さっさと死ねたらそれもいいなあみたいな感じで、あーまたこの「想い」が出てるなウザいなーと思いながら、それはそれとして仕事してました(笑
 どうにも動けなくてノビてた時もありますが、原則執筆の納期は守らないと路頭に迷いますので、締め切りにまでにはつじつま合わせないといけませんでした。

 それはさておき

 よく「凝り」からくる痛みなら叩いたりもむと気持ちがいい、そうでないのは内臓から来る痛みなんて書いてある記事など見ますが
 そんな簡単なもんじゃないんです。
 私も背中の張りなどで苦しいとき、もむと気持ちいいときもあれば、押すだけで気持ち悪くなるときもあり、じゃきっと内臓病んでるんだ!って青くなって総合病院へ行くわけですが、いくら検査しても何も出ない。
 もう何度やったことか。
 これって、痛みや張りそのものの辛さもさることながら、この「不安」との戦いが辛いんです。

 「うつ」の三大妄想の一つに「心気妄想」ってのがあって、自分は重篤な病気に違いないって思い込むのがありますが、私はその傾向があの痛みと張りで助長されました。
 ちょうどあるポイントの背中側とお腹側が同時に痛くなったりすると、もうこれ絶対内臓だよなって思いますよね素人は(素人です私);

 だからその経験で思うんですが、タカをくくって病気を見逃すのもいけないですが、逆に簡単な家庭医学書などを鵜呑みにして
 こういう症状で自分は絶対重病だって思い込むのもまた間違いだなと。
 同様の症状で悩んでおいでの方にそれだけでも声を大にしてお知らせしたいくらいです。

 甘く見てもいけないし、悲観してもいけない。

 その助けになるかどうかわかりませんが
 私は毎日日記を付けるのが週間で
 この「痃癖」の症状などは、こまめに絵入りで、きょうはこのあたりが張って辛かったとか書いております。体重脂肪率は毎晩記録しています。
 すると忘れたころに久々の症状が出てきたとき、昔の日記をめくって、あ、このときと同じだな、とか確認できるわけです。あるいはここが違うなとか。
 すると、このときはニケ月同じ同じ症状がくりかえして検査したけどなんでもなかったなとかわかるわけです。
 人間の記憶はいい加減なので、本当に細部まで同じ症状か、似て非なるものか、記憶だけではわかりません。
 そんなときに日記はとても手がかりになります。

 絵心のない素人の方でも、痛い部位などを書き込める人体図付きの「体調日記」なるものを作って売ったら、きっと一部に需要があるんじゃないかって思うんですが
 知り合いに相談したら、一般の人はキミみたいにマメに日記なんてつけないからダメだろうって言われました(爆

 ともかく具合の悪い方は一度日記をつけられることをお勧めします(それで治るわけでは無論ないですが)。病院で先生に自分の症状の推移を説明する際も、いい加減なことを言って誤診の元になるのが避けられます(最初の症状は一週間前だと思ってたら、忙しさのあまりの記憶違いで一ヶ月も前にすでに兆候があったなんて例もあります)。

 痃癖には漢方ではサイコケイシカンキョウトウが効くと言われ
 今年の7月にはかかりつけの漢方屋さんでホノミのキョウキョを売っていただいて服用、すぐに治ったのですが
 この秋に再発したときはあまり効きませんでした。
 で、ネットで調べてみると「延年半夏湯(えんねんはんげとう)」が良いとありました。
 この薬剤は左半身のケースが適合らしいのですが、痃癖は左がメインの症状のみを言うのか右側でも痃癖と言っていいのか、私は不勉強でよくわかりません。
 延年半夏湯は市販薬の錠剤や粉薬がありません。
 専門の漢方薬局で調合してもらうしかないようです。
 んで、半月くらい前から、一つ見つけた薬局に問い合わせているのですが、レスポンスが遅くていまだにゲットできてないのです(一回返事があったのですが、それへのレス以後なしのつぶて。どうもしばらく通販お休みのようで)。
 そんな間に、仕事のストレスが軽減したら症状が治まってしまいまして
 とりあえずは不要になってしまったのですが
 また再発することも考えてコンタクトは取り続けております。
 また続報がありましたら追加しますが、とりあえずは「まとめ」としてアップしてみました。
 何かのご参考になれば幸いです(無論専門家に尋ねるのが一番なわけですが、近くにそういう機会を得られずネットで検索なさっているような方のために)。ではでは;

関連記事
延年半夏湯(えいねんはんげとう)と痃癖(けんぺき)
駄作かもしれないけど
まったく唐突ですが
『ゴッドファーザーPart3』
 1と2の傑作ぶりに比べて駄作の誉れ?高く
 ロバート・デュバルなんかシナリオ読んで出演断ったって噂さえ聞いたものです。
 まあ確かに駄作かもですが
 でも思うんですけど 
 最後のクライマックスシーンで号泣するアル・パチーノの演技は何度見てもすごい・・・
 あの顔できる役者が何人いるか。
 私はあれだけでも見た甲斐がありました。
 前後の演出脈絡を越えてすべてねじ伏せるような迫力があって
 悲しみと絶望にくれる演技は数あれど、あの演技は映画史上に残る一つと(今頃私ごときが言うのもアホみたいですが)思ってます(臭いとかやり過ぎというご意見もきっとあると思いますが、圧倒的な訴求力において評価せずにはいられません)。

 あんな顔描けたらすごいなあ。
 ぱっと思い浮かぶ漫画家で描ける人と言うと
 小山ゆう先生かなあ・・・・(遠い目
握りしめたもの
先ごろ友人とちょっとしたことで諍い(いさかい)がありまして
 悪気のない友人の一言に私たいそう傷つき憤慨して抗議したんですが
 でお互い別にハラに一物ないもので、それはそれで決着つけたんですけど
 そういうことがありますと、己が何者かってことがよくわかります。
 感情はそれを分析確認する手がかりになります。
 何が自分の逆鱗なのか。それは何から来ているのか等等。

 近年の私のモットーは「堪えられない人はいても赦せない人はいない」で。
 今回はちょっと「堪えられない」できごとだったんですが
 久々に憤慨しまして目元にチックが起こるくらい怒ったのは何年ぶりだったでしょうか(あーいっぱい怒ってさっぱりした)。
 いかに己が小人(しょうじん)かわかりますね(笑

 禅の白隠禅師の話を思い出すのですが
 村の娘が未婚のまま妊娠出産、誰の子だと問い詰める父親に、苦し紛れに白隠禅師の子だとウソをつきます。憤慨した父親は赤ん坊を抱いて白隠の元を訪れ、さんざんにののしり侮辱します。
 白隠は話を聞き終わると
「そうですか」
 みたいなことを言ってそのまま赤ん坊を引き取り、どこへ行くにも抱いて行き、赤子を育て始めるんですが
 弟子たちは白隠は堕落したと嘆いて逃げちゃったりするんですね。
 で、そのうちウソをついた娘は、わが子に会いたくて、父親に、実は白隠の子というのはウソで・・と本当のことを打ち明けます。
 仰天した父親は白隠の元を訪れ、ことの次第を話して自分の非礼を平身低頭お詫びするんですが
 聞いた白隠は始めと同じように
「そうですか」
 と言って赤ん坊を返したという・・・

 うろ覚えですがそんな話で

 まあ極端な例ですが
 何物にも捕らわれない白隠の境地をよく表したエピソードです。

 引き換え自分は、自分なりに近年色々手放してきたつもりなんですが
 まだどっぷり色んなものにつかって、握り締めて生きてることを
 日常の喜怒哀楽が教えてくれます。

 人は感情の主人になっても、感情の奴隷にはならないことだと思っていますが
 久々に奴隷が反乱起こしてくれました(爆
 今後の労使関係・・じゃなかった主従関係を検討したいと思います。
アンヌ・ラクガキ完成♪
アンヌ・ラクガキ20071201

下絵から始めて二日がかりの(いやイメージラフから入れると足掛け三日かも)ラクガキ
昨夜完成しました。
 アンヌが主人公の変身ヒロインものです。
 アーニスの腐剣編終わったら同人でこれやろうかしらん♪
 色々勉強になりました。
 は~~
 久々に童心に帰って・・・なわきゃないっす!!
 子供の頃こんなに神経使って描いちゃいません。
 自分で言うのもなんですが、所詮はプロのラクガキです。 ってかラクガキじゃないっすもはや;
 締め切りないだけで全然仕事と変わんないです~~~;

 つまが
「プロの描くものは全部プレゼンなんだよ、プ・レ・ゼ・ン!私信だってプレゼンだあ!」
 とのたもうております。そう言えばそうかも・・・
 雑誌掲載作品ばかりが印象付けられると、他の面が見えなくなるんで、プライベートでも別のものを提示していけるといいですね♪

追記
 ちなみに画像の男はただのオマケです。キャラ設定とかまだなんも考えてません。本番執筆時には全然別の「役者さん」になってる可能性が(笑

ホームページの「あつじ屋」のトップ画像もこれにしました。開設以来の変更です。
なお、「あつじ屋」の画像よりこのブログの画像の方が大きくなってます(「あつじ屋」のホームページビルダーは「表示サイズで保存」にしちゃうとだいたい数十キロバイトに縮小されちゃうもんで・・・

追記2
 気の抜けた男キャラは目障りな方のために、サビ抜き・・・じゃない男抜きバージョンも追加しました。ちょっとファイルでかくてすみません;

アンヌ・ラクガキ20071202
ラクガキ中
アンヌ(工事中)

 久々にラクガキ中です。
 それも鉛筆の走り描きではなく、気合入れて。
 兵器の開発にせよ、ささやかな生活用品の開発にせよ、どんなものにも実験場と試行錯誤は欠かせないんですが、普段連載仕事をしていると、なかなかそういう余裕がありません。
 若い頃は色々と夢見て仕事とは無関係のものをラクガいていたものです。
 いつからか、日々の暮らしに追いまくられて、童心に還ったお絵かきなんてえものはほとんど夢の彼方になってしまったんですが
 今ちょっとだけエアポケットのように結果待ちの時間ができたので
 久々に仕事と無関係な好きなもん描いてます。トレーニングと実験も兼ねてます。

 画像は途中の絵(部分)。
 マイキャラの一人、アンヌですが
 この子ヒロインで描きたい話あるんですよね(色々あるやりたいものの中の一つとして。あ、原典の『紅壁虎』とはなんの関係もないですけど)。

 ちゅーわけで鋭意執筆中。
 画像完成したら、アップします。

 しかしカラー原稿描いてて思うんですが
 私ってつくづく一枚絵の人じゃなくて漫画家なんですね。
 カラーの一枚絵の訴求力は十分にわかりますし、描き上げたときの満足感もわかるんですが
 それより私は次のコマが描きたい。
 早く流れるシチュエーションが描きたい。
 もっとラフでいいしモノクロでいいからドラマが描きたい。
 つまり、根っから漫画家なんだと思います。
 一枚絵で食えるような腕は無論ないですが、今ここに神様が現れて、お前を一枚絵で食えるようにしてやろうと言われても、いえけっこうですと言います。
 もっと一枚絵がバカ高い値で売れるような能力がもらえるんなら、それでたまに描いて稼いで、あと余った時間で漫画描きます(そんな都合のいいことは起こりません)(爆


フランスの漫画(バンデシネ)みたいに、フルカラーの漫画も自分で描くのはいやです。塗ってる間に次描きたい(笑
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