あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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しろさん近況
見回りのしろさん
 ブログのお客様にはしばしご無沙汰してました通い猫の「しろさん」ですが
 我が家には相変わらず足しげく通っております。
 凶悪な面がまえに似合わず、そばにいる時は私とけして目を合わせません。
 ある種の猫の仁義でしょうか。それとも何かシャイなんでしょうか(笑
 先日もドアを開けるとごはんが欲しくて待ってましたが、玄関のコンクリより一段低い地面に正座して顔だけ横を向いてました。
 挨拶するとコンクリの上に上がって、鳴きながら頭を私の足にぶつけ、体をこすりつけてきます。
 しろさん、いつものご挨拶です。
 私は外出するところだったので、妻にたのんで家を出ました。
 振り返るとコンクリの上で、門扉を閉める私の方を向いて正座して、お見送りしてました。

 乱暴者で生傷が絶えませんが、ブサ可愛い愛しい猫です♪

 それにしても相変わらず、「ニューハーフ」とは思えない面構えです。
さらば友よ
 先ごろ、学生時代からの友人で、時折私のサイトのBBSなどにもコメントをくれていたI氏が、亡くなりました。
 最近音沙汰がないので、どうしているのかな、あまり私が「いささか形而上」な話など書くので、唯物合理主義者のI氏はあきれて近寄らなくなったかしらんなどと思っていたのですが
 奥様からのお電話で知りました。
 昨年からのガンでした。
 発見した時は手遅れだったそうです。
 
 世の中には、人の不幸を嫌がらせの種にするタチの悪い人もいますので、最近友人知人の不幸はブログ等には書かないことにしていますが、もはやご本人がいらっしゃらないので、書きました。

 I氏は医師でした。
 白血病なども診た方で、その道のプロでしたが、ご自身の病には間に合いませんでした。
 検査後は自分の状態については無論すべてご存知で
 最後の最後まで仕事を続け、最終入院の数日前まで抗がん剤を打ちながら遠方への出張もこなし、入院して一月も経たぬ間に逝かれたそうです。
 まだ50代のはじめでしたが、生涯を人助けに勤めた、意義ある人生だったと思います。
 
 山本に言うと悲しむから死ぬまで言うなと奥様には言っていたそうです。
 I氏には、故郷に老いたお母様がいらして、奥様はそこへ越して行かれるそうです。一時は自分も死にたいくらいだったけど、お母様の方が元気なくらいで、とおっしゃってました。
 今の奥様にとっては、ある意味お母様は天使かも、菩薩であるかも知れません。


 さらば友よ。
 多くの思い出をありがとう。恙無い黄泉路を。また逢うことあらば話はそのとき。
 すべて無ならばそれもよし。

 私もできることをできる限り、最後の日までして逝きます。
生きる思い
 あちこちのネットニュースで取り上げられてますが
 ピクサーのアニメーション映画『カールじいさんの空飛ぶ家』を、死ぬ前に見たいという米カリフォルニア州に住む末期ガンの10歳の少女コルビー・カーティンちゃんの願いをかなえるため、両親からのリクエストを受けたピクサーのスタッフがDVDを携えて同家を訪問。
 無事全編を見たコルビーちゃんは、「おもしろかった?」という両親の問いに「うん」と答え、その7時間後に亡くなったとか。
 両親はピクサー社に感謝の意を述べているそうです。

 ええ話や;
 と思ったんですが、それで思い出したのが、数日前に読んだ新聞のこと。
 2009年6月21日の読売新聞に載っていた
 「猫ばぁ娘の夢と歩む」
 という記事です。
 同紙より一部引用しますと

<東京都多摩市のマンションの一室で、「猫ばぁ」こと南里妙香(なんりみょうこう)さん(90)が3匹の猫と暮らしている。妙香さんは「猫の森 多摩」の住み込み管理人だ。
 生前の契約に基づいて飼い主の死後に猫を引き取り、快適に暮らせる環境を最後まで提供する---そんな「猫の森」の仕組みは、妙香さんの一人娘、秀子さん(51)が考えた>

 この猫ばぁこと妙香さんは、尼僧さんです。

<最初の夫は戦死し、次の夫とは離婚。茨城県の寺の住職だった3人目の夫との間に、秀子さんをさずかった。
 その夫は約10年後に脳梗塞で倒れ、寝たきりになった。檀家の葬儀や法事の時は知り合いの僧侶に代役を頼んだが、やがて「自分たち夫婦の寺なんだからわたしがやろう」と思い立った>

 妙香さんは、夫の介護を娘さんにまかせ、猛勉強を始めます。資格取得に必要な修行にも参加。

<4年かけて資格を得た日、夫は泣いた。亡くなったのは翌日のことだ>


 私はこの記事を読んだ時、胸打たれるものがありました。
 コルビーちゃんとピクサーの話を聞いたのはその数日後。
 目的はまったく違うし、細部も違うけれど、この二つには、何か「生きること」と人の「思い」というテーマで共通するものがあるように思います。
 この世に気がかりや心残りを置いて死ぬことを「念が残る」などと言いますが、すべての願いをかなえることはできなくとも、一番の気がかり、一番の願いをかなえて逝ける人は、それさえかなわぬ多くの人に比べれば幸せではないでしょうか。
 そういう最後を迎えられるというのは、世の中でも限られたケースなように思います。
 ある程度年齢がいって亡くなられた妙香さんのご主人と、わずか10歳で亡くなったコルビーちゃんを同列に語るわけにはいかないでしょうが、お二人の「思い」に思いをはせると、いずれも何か厳粛な気持ちにさせられました。

 ご主人の寺をついで20年以上もがんばってきた妙香さんもさすがに高齢になり、そろそろ引退かというころ、キャットシッターをしていた娘さんから、「猫の森」を始める話を聞き、こっちにこないかと誘われ、今はそちらの管理人になられたとか。
 新聞には娘さんと並んで座る妙香さんのひざで、頭をなでられて目を細める大きな猫が写っていました。

 どんなに願っても人の力では伸ばせぬ寿命というものもありますが、時として「思い」の力が小さな奇跡を生むように思います。

 生きとし生けるものが幸せでありますように。
 生きとし生けるものの苦しみがのぞかれますように。
 生きとし生けるものの願いがかないますように。
 生きとし生けるものに悟りの光があらわれますように。

 きょうも良き日を。
ターミケーコー
ターミケーコー
 配信中のケータイマンガ『戦闘女神アヌンガ』27話より
 遊びのネコ絵です。
 主人公の親友、聖君のくしゃみしている後ろの映画の看板。
 ケータイ画面だとフキダシに隠れてあまり細部まで見えないかもですが
 締め切り間際の修羅場にこんなことに一時間以上費やしてしまった猫馬鹿山本です。
 コラージュのにゃんこは言わずと知れた愛猫・故・ミケコです♪

 ちなみにこの、しょーもないだじゃれは一作目の時から言ってました。
 え?無論あの映画の一作目です(笑
甲骨文字で入試答案<あると思います♪
 ニュースを見ていたら、中国は四川省で、大学入試の答案をすべて甲骨文字で書いた学生さんの話を見ました。
 すごいと言えばすごいかもですが

 甲骨文字の作文、それほど不可能なことでもないかもです。
 美しい形をしてますし、私も好きです。
 実は私、中国で出された甲骨文字の書道?の本、持ってまして(たぶん、そっち方面に詳しい方ならお持ちの方もおいでではないかと)、マンガのすみっこの掛け軸とかそれを参考に書いたことがあります(最近使ってないんで、どこにしまいこんだか。昔、青心社の雑誌『コミック・ガイア』で古代中国の夏商時代の物語を連載した当時、かなりそっち方面の資料は調べました。ページ数が少ないまま雑誌が休刊したため、単行本にもなってません)。
 また「篆書」(始皇帝のときに定められた)の辞書も持ってます。
 んでやはりマンガでTシャツの文字とか決める参考にときどき使ってます。
 趣味でこういうものをマスターすれば不可能なことではなかろうと思うのですが
 問題は、今に生きる我々が使う文字は、それらのずっと後になって作られたものがあるため、そういう文字を古代の文字で文章化する際、どう変換するのかがわかりません。
 きっと何か方法があって、この学生さんはなさったのでしょう。
 さすがは漢字の母国です。
 そこがぜひ知りたいものです♪

追記
 ニュースをよく調べたら、答案は
 「甲骨文字のほかに、青銅器銘文体、篆書体などの文字」
 が使用されていたようで、それならばかなりの範囲がカヴァーできます。
 クールですううう(笑
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